映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。
『ヴァレリアン』は主人公の名前でした。

簡単なあらすじ
危険な惑星の調査をするヴァレリアン。しかし、そこには陰謀が。
概要
『レオン』『フィフス・エレメント』『ルーシー』などで有名なリュック・ベッソン監督の最新作。
原作のフランス漫画の映画化。
制作費が200億円近くと、一体全体どうしてそんなにぶっこんだのか。
中国資本がたんまり投入されているのか、ところどころに出たがりな中国人スポンサーの叔父様やその娘(愛人)らしき方々(に見える)のオンパレード。あそこまであからさまだと清々しい。広末涼子さんも友情出演させてあげて。
28世紀が舞台ということで、本当に魅力的な世界観。
鑑賞前は『スターウォーズ』『アバター』のような感じかなと思ったら、そこらの名作とは違った世界観でリュック・ベッソン監督の創造性にただ脱帽するばかり。
ディズニーランドのアトラクションのような映像は、若干、画面酔いしてしまう。
人種とか性別とか性癖とか、そういった多種多様な人間観を比喩的に表現する映画はたくさんあるように思いますが、本作はそんなことお構いなしに、ただ、リュック・ベッソン監督の撮りたかった映画を好きに作っていたように思えました。リュック・ベッソン監督への冥途の土産的な。
興行収入も気にして無さそう。
というか映画のネタも出尽くした感のあるSi-Fi映画。世界観で差別化をするも、それすらも飽和状態のように感じるこの頃。次なるリュック・ベッソン監督の映画に期待です。
出演者
デイン・デハーン(ヴァレリアン)

『アメージングスパイダーマン』にてスパイダーマンの友人(ヴィラン)役で出演後、『A Cure for Wellness』など、第二のレオナルドディカプリオ様としてティーンのハートを掴む、かと思いきやイマイチ吹っ切れない感。レオ様のように腹黒くならないと。。レオ様とは違った良いとこの坊ちゃんって感じ。声がとても特徴的。美しい。
頭皮がジュード・ロウ路線。
カーラ・デルヴィーニュ

本作のヒロイン。モデル出身の太眉美女。
テイラースウィフト軍団の一人としてティーンに絶大な支持を得ている模様。
リュック・ベッソン映画のヒロインということで、何かと変な想像をしているが、彼女の強すぎる顔、特に眉毛は映画の世界観に合っていました。
リアーナ

『リアーナさんってオワコンじゃやないの?』と思って歳を調べたら30歳。まだ30歳?
歌手として数々の記録やヒット曲を残すリアーナさん。クラブに行ったらリアーナさんの曲が必ず流れていたあの頃は今は昔。
既に人生何百回分も稼いでしまい、歌手業をセーブしている感。たまに『フィーチャリング』してあげているみたいだけれど。テイラースウィフト1強時代を崩せるのはリアーナさんくらいだけかも。
相変わらず美しい肢体を披露するも、途中から声だけの出演という、一体何のための出演なのか気になりました。
リュック・ベッソンと何かあったの?
そのほか、クライブ・オーウェン様(司令官)やイーサン・ホーク様(売春婦のオーナー)など渋めのおじ様が脇を固めておりました。
ネタバレ
美しく、平和なとある惑星。そこでは青いアバターのような生命体が平和に暮らしておりました。
その美しい惑星では、砂浜で取れるパールのような宝石を集めては、アルマジロのような動物『コンバーター』に食べさせては、その不思議な力で複製していました。パールのような宝石には不思議な力が宿っています。
そんあ平和な日常も突然ぶち壊されることになります。
隕石のように空から降ってくる数百の破壊された宇宙船によって惑星は壊滅状態。
挙句の果てに、超巨大な宇宙船が降ってきたため、その衝撃で惑星は滅びてしまいました。



時は28世紀。
そんな夢を見て起きるヴァレリアン。
ヴァレリアンはアルファと呼ばれる宇宙ステーションに住む青年で、相方のロールリンヌと共に特殊部隊の一人として活躍しています。


アルファ宇宙ステーションには数千もの惑星から多種多様な生命体が共存する平和な場所。
そこでは、各々の惑星で培った知恵や文化も集められ、相互に良い影響を与え合っています。
ヴァレリアンとロールリンヌは、彼の夢で見たパールのような宝石を複製できる生物『コンバーター』を確保するミッションが課されました。


危険なブラックマーケットに潜入したヴァレリアンとロールリンヌ。
二人は協力して『コンバーター』をゲット。
ヴァレリアンが夢で見たパールのような宝石もゲットします。

ミッション後、アルファに戻る二人は新たなミッションが。
司令官『とある星の不思議な力によってアルファが汚染されている。そこに調査に行った人たちも帰ってこないんだ。』
そのときに青いアバターのような生命体に宇宙ステーション・アルファが襲われ、彼らによって司令官が捉えられえて、どこかへ連れていかれてしまいます。
ヴァレリアンはその誘拐犯を追うも逃げられます。
青いアバターのような生命体を追うヴァレリアンとロールリンヌ。
その間に、
・ロールリンヌが誘拐される。
・バブルという妖怪(リアーナ)と共にロールリンヌを助けに行く。
・助ける。バブルが死んでしまう。
・二人の仲がより親密になる。
というイベントを挟みつつ、青いアバターのような生命体の住処を遂に見つけた二人。
しかし、青いアバターのような生命体はめちゃくちゃ良い人達で、むしろ人類に惑星を破壊された被害者でした。
その黒幕は司令官。

司令官は、かつて青いアバターのような生命体が住んでいた惑星のすぐ近くで大規模な戦争を繰り広げており、戦争とは全く関係の無い惑星が犠牲になるのを分かって攻撃を仕掛けていたのです。
青いアバターのような生命体は落ちてきた宇宙船の一つに隠れて難を逃れましたが、そのほかの600万もの仲間は惑星ごと死んでしまったのです。
そして、司令官はその事実を隠蔽しようと目論んでいたのでした。
その話を聞いたヴァレリアンとロールリンヌ。
司令官に事実を白状させた後、青いアバターのような生命体に『コンバーター』とパールのような宝石を渡し、彼らがかつて住んでいたような惑星を取り戻すよう協力します。
それでも悪党司令官は青いアバターのような生命体を壊滅させようと、強そうなAIロボットをよこすも、みんなで協力してコマンダー率いる軍団を倒します。(20分くらい)
その後、青いアバターのような生命体にはかつてのような平和な日常が訪れたのでした。