映画『17歳の肖像(原題:An Education)』ネタバレ&内容 退屈な人生なんて嫌。真面目に勉強して何になるの?








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

簡単なあらすじ

成績優秀な高校3年生の主人公。あるとき、年上の色気のある男性に出会い、ジェニーの人生は大きく変わる。彼女が学んだこととは。

概要

アカデミー賞で作品賞や主演女優賞にノミネートされた名作。

 

女性にとって結婚か教師か公務員、そんな選択肢しかなかったような時代の英国。

そんな時代に生きる有望な高校生。退屈な人生を送るんだったらお金持ちと結婚して豪華に生きたいわ。

英国ドリームを叶えるために主人公が選んだ選択、そしてその結末は。

 

誰にでも経験のあるような若いころの恋の失敗。

 

ちなみに超豪華な出演陣です。

 

 

出演者

キャリー・マリガン(ジェニー)

本作にて見事、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた英国女優。受賞まで後、数歩のところで、ハリウッドへの貢献度では圧倒的に負けていたサンドラ・ブロックに譲る結果に。それでも、彼女の演技はジェニーの魂そのもの。優等生だけれども世間知らずな女子高生を完璧に演じていました。話し方がかなり特徴的。

 

ピーター・サースガード(デイビット)

本作で色気むんむんのクズ男を完璧に演じたピーターさま。彼こそオスカー受賞級のクズっぷり。ジェイク・ギレンホールの妹マギー・ギレンホールが妻。ジェイクが義理の弟って、、、豪華すぎる。脇役として華麗にハリウッド映画界で活躍中。

 

オリヴィア・ウィリアムス(ジェニーの先生)

主人公ジェニーのことを実は一番に考えている優しき先生。彫刻のように美しい容姿を封印していました。

 

エマ・トンプソン(校長先生)

数分の出演でも貫禄十分。こんな校長先生いたら怖い。

 

アルフレッド・モリア(ジェニーのお父さん)

主人公の父。自分のように惨めな人生を送ってほしくなかったから娘には大学へ行ってほしいと思っている。映画『Love is strange』『スパイダーマン2』などに出演。

 

ロザムンド・パイク(デイビットの友人の妻)

主人公ジェニーとは対称的に、脳みそすっからかんなお馬鹿な役柄。演じるのはロザムンド・パイク。映画『ゴーンガール』の怪演で一気にスターダムへ。彼女自身はオックスフォード大学で学んだ才女。

 

ネタバレ

ジェニーは文学を愛する高校三年生。

大学進学のために一生懸命に勉強し、成績も抜群に良く、この成績ならば目標のオックスフォード大学に進学できるレベル。

大学進学に有利に働くように、好きでもないチェロを習うも、本当はフランスの音楽や文化が好きで、いつか旅行するのが夢。

 

ある日、

チェロの練習の後の帰り道、土砂降りの中、一台の自動車が止まります。

 

デイビット『雨が酷いから乗っていきなよ。』

ジェニー『いいえ、大丈夫よ』

デイビッド『君のためじゃない。チェロのためだよ。濡れたら可哀想だろ。』

 

そんなジョークにくすりと笑うジェニーはデイビットに家まで送ってもらいます。

数日後、

ジェニーは偶然デイビットと遭遇、そのままクラシックコンサートへ招待してもらいます。

学校の勉強やチェロの練習という退屈な日々の中、キラキラした生活を送るお金持ちのデイビットに惹かれていくジェニー。

 

ジェニーはデイビットとその友人と過ごすようになります。

それに伴って、成績もどんどん下がっていきます。

 

ジェニー『たばこ、うめーー。』

 

しかし、ジェニーは知ってしまいます。

デイビットは詐欺ギリギリのビジネスをしてお金を稼いでいることを。

それを知ったジェニーはデイビットの元を去ろうとしますが、デイビットに説得されてしまいます。

 

デイビット『僕は君のように教養も無い。だからこうするしかないんだ。それにキラキラした生活は理想的だろ。』

 

大人の魅力を持つデイビットにメロメロなジェニーは再び交際を開始。

18歳の誕生日に彼に捧げます。

 

ジェニーの夢は『パリに行くこと』。

デイビットはジェニーをパリ旅行へ招待します。

ラブラブな時間を過ごす二人は結婚の約束をします。

 

ジェニーの成績は取り返しのつかないレベルにまで下がり、尊敬したはずの先生も見下し始めます。学校では禁止のアクセサリーをつけたりと素行不良が目立つようになります。

 

ジェニー『わたしは先生みたいに退屈な人生を送りたくない。毎日毎日、文学を教える日々なんて死んでいるも同然よ。』

 

そんな素行不良なジェニーは校長先生のお叱りを受けることに。

 

校長先生『最近成績が下がったっていうけれど何かあったのかしら。』

 

ジェニー『結婚することにしました。彼はユダヤ教です。』

 

校長先生『ユダヤ教?それはよくないんじゃないかしら。勉強は退屈だけれど、大学に行って教師になって人生を全うすべきよ。女性は学位が無いと生きていくのは難しいわよ。』

 

ジェニー『退屈??????勉強は辛くて退屈。教師の仕事も辛くて退屈。わたしの残りの人生は退屈ってことですか。人生は楽しいことで満ち溢れていないといけないはずでしょ。わたしは結婚すればジャズを聴いたり、フランスに行ったり、美味しいごはんを食べたりキラキラ生活ができるんです。勉強なんて何の意味があるんですか?』

 

校長先生『・・・教師だけじゃないわ。公務員にもなれるわ』

 

ジェニー『・・・・・・(溜息)。学校をやめます。今後、わたしみたいな生徒が出てきたときのために、ちゃんとした答えを考えておいた方がよいですよ。』

 

ジェニーとデイビットとその友人

ジェニー『学校をやめたわ。』

 

『良かったじゃない。キラキラした生活の始まりね。』

 

デイビットの友人はなぜだか浮かない顔をしています。

 

あるパーティーの後、プロポーズを受けいれたジェニー。

 

しかし、

デイビットの自動車の中で、ジェニーは知ってしまいます。

 

『デイビットは結婚していて子供もいる!』

 

ジェニー『結婚してたのね??私をだましていたのね。しかもわたしの近所じゃない。』

 

デイビット『別れようと思っていたんだ。』

 

ジェニー『わたしはあなたのために高校を辞めたのよ。わたしはもう大学にも行けないし、、、何もかも無いのよ・・・涙』

 

ジェニーはデイビットの友人にも辛く当たります。

ジェニー『デイビットが結婚していることを知っていたのに教えてくれないのはなぜ?あなたたちっておかしな人よね。』

 

デイビットの友人『君も僕たちの仕事の内容を知っているだろ。それを許容した君にも問題があるんじゃないか。』

きっぱりとデイビットとその友人と別れたジェニーは、校長先生に復学のお願いをするも、あっさりと断られます。

途方に暮れたジェニーは尊敬していた先生の元へ。

 

先生『また会えるなんて思わなかったわ』

 

ジェニー『先生ごめんなさい。わたしはぜんぜん未熟だった。』

 

先生『その言葉を待っていたの。』

 

ジェニーは先生の助けも手伝って、猛勉強の末、1年遅れてオックスフォード大学へ。

ジェニーは、尊敬する先生のように、退屈で辛いと言われた教師を志すことに。

それが彼女の人生なんだと気づきました。

 

オックスフォード大学の構内を恋人と自転車で走るジェニー

 

ジェニー『わたしは英文学を学びに大学にきた。恋人もできた。彼にはパリに行くのが夢だって伝えている。まるで一度も行ったことがないかのように。』

ちなみにDVDには特典映像として、もう一つの別エンディングが用意されています。

それは、大学に進学したジェニーの元へ、正式に妻と離婚したデイビットがやってきてプロポーズをするのですが、ジェニーが華麗に断る、というものです。

 

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感想

『退屈な人生が嫌だ』

 

そうジェニーは言うけれど、毎日がキラキラした生活は良いものか。

たまにキラキラしたイベントがあるから光り輝くだけであって、毎日刺激に満ち溢れていたら落ち着く暇もない。

それに地味だと思っていた人生も見方を変えれば違ったものになるはず。

 

でも、高校生の頃に言われても絶対分かんないだろうなって思える。

人生は学びの連続です。