映画『ブレードランナー2049(2017)』ネタバレ&内容 自分は特別な存在なのか。SF映画の金字塔が帰ってきた








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

映画『ブレードランナー2049(2017)』を鑑賞して参りました。

な、、、長い(上映時間)!!

簡単なあらすじ

新世代のレプリカントの主人公K。偶然見つけた箱の中身はとんでもないものだった。

概要

カルト的人気を誇るSF映画『ブレードランナー(1982)』の続編。

 

2時間半以上にも及ぶ長編大作として35年ぶりに帰ってきたSF。

 

監督は素晴らしいSF映画『メッセージ(原題:Arrival)』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。

 

そして出演者はハリウッドの新旧スター、ライアン・ゴズリングとハリソン・フォード。

 

結果・・・

批評的に大成功。

でも長い!

↑こちらが『ブレードランナー(1982)』。

 

ほぼ真っ新な状態で鑑賞。

 

退廃した未来。そこに役目こそ違えど共存する人間とロボットのレプリカント。

人間はレプリカントに過酷な労働をさせる中で、レプリカントに感情が芽生えて反逆心が生まれる。

 

レプリカント『なんで人間のために働かなきゃならんのじゃ!!』

 

自分の事しか考えていない人間たちは命令に従わないレプリカントを抹消。

しかし、人間もレプリカントも実は本質は変わらない、という事に主人公は気づく。

さらに好きな女の子が実はレプリカントだった。

 

こんなざっくりとした前作のあらすじ。

 

SF映画(ロボットが出てくる映画)にはお約束の設定。

そんなお約束な設定の先鋭だった映画が『ブレードランナー(1982)』だったのかもしれません。

 

昨今、徐々にロボットやらAIの存在感が増す世の中。

原発等の危険な作業現場やら人間が入れないような深海や宇宙など、ロボットのおかげで人間の好奇心が満たされる世の中。

 

さて、ロボットに感情というもの作り出せるのか。

そもそもどうしてロボットに感情が必要なのか。

わたしは最終的には、

 

『不老不死』

 

を求めてロボットに感情を植え付けようとしているのかなと。

 

そんな意味不明な事はどうでも良いのですが、

映画は最高でした:)

まるで未来にいるような感覚に陥ってしまうほど映画の世界にのめり込んでしまいました。

出演者

ライアン・ゴズリング

↑手の届きそうで届かない抜群の存在感。

子役の頃に出演した『ミッキーマウスクラブ』の少年が、今はハリウッドを代表する実力派に。

グーフィーのような愛くるしくも親しみやすいハンサムすぎない2枚目俳優。

映画『ラ・ラ・ランド』でのミュージカルやらピアノやら多才な人。

授賞式のスピーチもユーモア&感動スピーチで最高。

彼に死角無し。ハリソン・フォードのように息の長い俳優になる事間違い無し。

↑ライアン様の活躍を堪能する映画。

 

ハリソン・フォード

70歳を超えても尚且つ活躍するお爺ちゃん。

『インディージョーンズ』『スターウォーズ』など続編に出演する機会が多く、ファンも大喜び。

50歳くらいから顔が変わっていないような。

 

ジャレッド・レト

ロックバンド「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ」のボーカル兼ハリウッド俳優。

エイズのトランスジェンダーを演じた『ダラス・バイヤーズ・クラブ』にて、マシュー・マコノヒーと共にアカデミー賞を受賞。

映画『レクイエム・フォー・ドリーム』『Suicide Squat』『Mr. Nobody』など話題作に出演する俳優さん。

授賞式ではジェニファー・ローレンスにキレられていたけれど大丈夫ですか。

 

ネタバレ

人型ロボットのレプリカントは、かつては人間様のために奴隷のように労働を課せられていました。

しかし、いくらかの感情を持ち始めたレプリカントは危険な存在となり排除されていました。

 

2020年代中頃、

地球は更に壊滅状態。

そこでウォレス社長は地球の飢餓を救うため、新たな新世代のレプリカントを製造、そして旧世代のレプリカント(ブレードランナー)は排除対象として抹殺をしています。

 

時は2049年、

主人公のレプリカントの警察官Kは、旧世代のレプリカント(ブレードランナー)を抹殺する任務のために牧場へ。

 

旧世代のレプリカント『俺を抹殺しに来たんだよな。』

 

主人公Kと旧世代のレプリカントは激しいバトル。

 

旧世代のレプリカント『お前は奇跡が起きるのを観た事が無いだろ。』

 

死に際、そう言い残して旧世代のレプリカントは死んでいきます。

そして家を散策していると、大きな木の下に埋められて箱を発見します。

 

家に帰る主人公K。

 

『お前なんて生きている価値無し』

『くず野郎』

 

旧世代のレプリカント(ブレードランナー)狩りをする新世代のレプリカントのKに対して、民衆は敵意むき出しです。

 

部屋に入ると彼女のジョイが迎えてくれます。

 

ジョイ『おかえりなさい。』

 

ジョイはAIで話す事はできますが、触れる事はできない存在です。

ただし、感情はあるので二人は本当に恋人関係のようです。

二人良い感じの所、上司から連絡が。

 

上司『箱の中身が分かったから今すぐ来て。』

 

Kはオフィスへ向かうと衝撃的な事実が。

 

上司『箱の中身は女性レプリカントの骨。そして、彼女には出産の形跡がみられる。レプリカントが出産なんて不可能だわ。』

 

レプリカントの女性の妊娠・出産騒動に驚く一同。

そして、Kに命令します。

 

上司『今すぐ証拠を全て抹消して。出産したと思われる子供も至急探し、抹殺して。そうでないと危険だわ。』

↑バーチャル彼女。

 

Kは子供の行方を探るために、出産したと思われる女性レプリカント・レイチェルの髪の毛を持って、レプリカントの記憶を保存しているウォレス社長の会社へ。

そこにはラヴという秘書がおり案内してくれます。

髪の毛のDNAから昔行った会話を解析する二人。

 

秘書ラヴ『レプリカントの名前はレイチェル。そしてレイチェルが話しかけているのはリック・デカード(ハリソン・フォード)。』

 

Kは手掛かりを探しに、デカードの元パートナーに会いますが、デカードは遠い昔に引退したとの事。

 

一方で、

女性レプリカント・レイチェルの妊娠を知ったウォレス社長は秘書ラヴに命令します。

 

『レイチェルの子供を探し出せ。』

秘書ラヴは妊娠した女性レプリカント・レイチェルの骨を盗み、活動を始めます。

 

Kは、女性レプリカントの骨が埋まっていた旧世代のレプリカント(ブレードランナー)の家へ再訪問。

 

『6.10.21』

 

という日付を発見するK、その数字はKの眠っていた記憶を蘇らせます。

その記憶は、

木製の馬のおもちゃ。

そして孤児院のような所で多くの少年と住んでおり、その木製の馬のおもちゃを焼却炉に放り投げている記憶。

 

Kは証拠隠滅のために家を全焼させます。

 

Kは眠っていた記憶を頼りに、街を離れてゴミ捨て場へ。

そこには孤児院があり、たくさんの子供が働かされています。

Kは蘇った記憶を頼りに焼却炉へ向かうと、そこには木製の馬のおもちゃがあり、そのおもちゃには『6.10.21』と書かれてあります。

 

家に帰るK。

Kはレイチェルの出生記録を辿ると、

 

・レプリカントの女性レイチェルには男女の双子の子供がいる事。

・男の子の方は未だに生きている事

・もしかしたら自分がレイチェルの息子なのではないかという事。

 

が分かります。

 

『あなたは特別な選ばれた存在なのよ』

 

そう彼女のジョイに言われ、まんざらでもない様子。

 

Kは記憶を人間に植え付ける事のできるアナ博士の元へ行き、自分の記憶が植え付けられたものなのか、そうでないのかを確認しに行きます。

 

アナ博士『レプリカントに人間の記憶を埋め込むのは禁止されている。』

 

レプリカントであるKは自分の記憶が埋め込まれたものではないと知り、木製の馬のおもちゃやらDNAの一致などから、自分がレイチェルの息子ではないかとますます思うようになります。

 

Kは、木製の馬のおもちゃを調べると、ラスベガスにある建物を示しており、すぐに向かいます。

廃墟のような建物に入るK。

そこには犬、そしてでデカードがいました。

 

K『レイチェルとはどういう関係なんだ。子供は???』

 

デカード『子供は孤児院に預けておいた。危ない輩に命を狙われたり利用されないようにな。』

 

すると、秘書ラヴとその一行がやってきてデカードを誘拐します。

秘書ラヴと戦うKですが、ボコボコにされ、そのまま置いてけぼりに。

 

ウォレス社長の元へ連れてこられたデカード。

 

ウォレス社長『レプリカントの女性と子供を作る方法を教えてくれ。君の愛するレイチェルも作ってあげるから。』

 

デカード『嫌だ』

 

一方で、意識を失っていたKの元へやってくる集団。

 

『わたしたちはレプリカント解放軍。あなたも仲間になりませんか?』

 

続けて

『レイチェルの子供は女の子だけ、それはアナ博士(記憶を植え付ける人)よ!!』

 

更に

『あなたはレイチェルの子供ではない。あなたは特別な存在ではないわ。』

 

自分がレイチェルの子供であると信じていたKはがっかりします。

そして、レイチェルはやっぱり記憶をKに植え付けていた事が分かります。

 

K『自分は単なるレプリカント。使命を果たすレプリカントに過ぎなかったんだ。』

 

Kはデカードを助けに行き、秘書ラヴと戦います。

ナイフで身体を刺されるも、秘書ラヴを溺死させます。

 

その後、

Kはデカードをアナ博士の元へ送ります。

 

K『娘に会ってきてくれ。』

 

デカードはアナ博士に会いに建物の中へ

致命傷を負ったKは横になり、そのまま目を閉じて死んでいきます。

終わり

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感想

自分は特別な人間だと思っていたら、実は凡人だった

結局は任務を果たしたら死ぬレプリカントに過ぎなかった。

記憶を操作されていて、実は自分は特別な存在、希望を持っていたのに実は、、、

 

自分は特別な人間なんだ。

 

そう感じて過ごしていた時期はあるもの。

人と比べて一喜一憂。

 

あの人よりも良い偏差値の大学に行っている。

あの人よりも社会的な地位や知名度が高い企業で働いている。

あの人よりもハンサム。

あの人よりも。。。

あの人よりも。。。

 

あの人よりもすごい。

 

そんな思考が捻じ曲がって、とんだ勘違い野郎に。

 

ああ、自分は特別なんだ、って。

 

そうやって他人と比べて自己満足に浸る中、一方で恐怖心もある。

 

『自分よりも優れている人が現れたらどうしよう』

 

小さな世界で比べあう。

少し外を見てみれば、自分より賢くて、お金持ちで、地位があって、ハンサムで、、、、

そんな人ばかり。

見て見ぬふりも限界が出てくる。

世界が広がれば広がるほど自分の存在はちっぽけなものに感じる。

大人になればなるほど自分は大した事が無いんだと認めざるを得なくなる。

本当は人とは比べられないし、比べても仕方がない。

 

『自分は自分。他人は他人』

 

じゃあ、どうやって自分の存在価値を図れば良いのか。

それならば、井の中の蛙大海を知らずが如く、小さな世界で裸の王様になっている人も幸せなのかとも感じました。

 

それでもやっぱり、自分は大した人間じゃないし、結局は小さな世界で生きているけれど、それでも小さな幸せや目標や意義を見出して素敵な人たちに囲まれて幸せな人生を送りたいもの。

そんな事を鑑賞後考えていました。

おすすめです:)