映画『パーソナル・ショッパー』ネタバレ・感想 亡き弟の亡霊と交信を計るためパリに滞在する女性。思わぬ騒動に巻き込まれていく。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

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映画『パーソナル・ショッパー』を鑑賞してまいりました。

あの~、憑りつかれてますよっ??

簡単なあらすじ

パリでパーソナルショッパーとして働く若き女性。パリに滞在する理由は亡き弟と会うため。亡き弟を探す過程で思わぬ事件に巻き込まれていく。

概要

2016年にカンヌ映画祭で上映された際にはネガティブコメントの続出だったそうですが、アメリカでは一転、『変な映画』として高評価をゲット。クリ姐さん、やったね!

『パーソナル・ショッパー』とは職業の一つで、日本でいうスタイリストさんみたいな感じでしょうか。お金はあるけれど時間が無いタレントの洋服を買ってきてあげる、という職業です。

出演者

クリステン・スチュワート

映画『パニックルーム』の子役から『トワイライト』のヴェラ役を勝ち取り、スター街道へ。大のマスコミ嫌いのせいか、悪意のある記事が量産され、人々の心は『表情が無い大根女優』というレッテルを張られます。そして、それに輪をかけて不倫ゴシップにより転落。

するかと思いきや、

①絵画のような圧倒的な美貌(表情が動かないという意味ではない。)

②『トワイライト』で稼いだ莫大な資産

③既に代表作があるという余裕

を武器に持つクリ姐さんは全く動じず。

そのまま、『ギャラは少ないけれど、素敵なインディーズ映画に出演しまくる』、というキャリアが功を奏して引っ張りだこ。ハリウッド若手女優の中でも独自のポジションを築きました。そもそも彼女の才能あっての抜擢ですよね。みんな、何だかんだでほっとけないんでしょ。

バイセクシュアルだそうですし、髪型もロックですし。何だか、人生エンジョイしてますよね。

個人的には『演技が下手っぴ』と思ったことは無いのですが、確かに表情は少ないし、もごもごしていて言葉が聞き取りづらいのは確か。それでも雰囲気は凄いし、華もありますよね。

Related image
↑『アリスのままで』のクリ姐さんがお気に入りです。ジュリアンムーアにも負けない存在感がありました。最後のセリフは鳥肌。あれって『輪廻転生』を意味していたんですよね?


↑『トワイライト』の最期の雪原での闘いのオチは笑うところ?


↑『白雪姫』はシャーリーズセロンのノリノリ感とは反対に、本人はやる気無さそう。


↑ちゃっかりウディ・アレンのミューズにもなっていました。『CafeSociety』。『女優』オーラが凄い。

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ネタバレ


↑(クリステンの低いぼそぼそ声がたまに何と言っているのか分からない。。。)

1、超常現象

モーリーンはパリでパーソナルショッパーとして働く女性。

高級ブランドを求めてパリ中のブランド店を周り、雇い主のために靴や洋服を買う日々。

一方で、モーリーン自体はバイクに安っぽいセーター、革ジャンをまとう女性。

夢に向かってキラキラしているわけでもなく、たんたんと日々を過ごす。

 

パリに滞在する理由は、パリで亡くなった最愛の弟の霊と会うため。(!!??)

 

実は、弟が亡くなる数か月前に、二人は約束をしています。

 

『死んだ後も、何かサインを送り合おう。』

 

ある日、モーリーンは、生前に弟が住んでいた館に泊まります。

そこには霊が出ると言われていた幽霊屋敷。

モーリーンは弟の霊と出会えると思い一人、宿泊。

案の上、

 

『蛇口から水が勝手に出る』

『物音』

 

そんな超常現象が彼女を襲います。

そして、モーリーンはホンモノの幽霊に遭遇します。

 

『弟の霊に違いない!!』

 

しかし、

『そのお化けは、口の中から謎の液体を垂れ流す女性の霊』

お化け屋敷の噂は本当だった。

 

ただし、

弟ではない、他の幽霊。

モーリーンは逃げるように館を出ます。

 

2、謎のメール

亡き弟が住んでいたお化け屋敷から逃げ出した、モーリーンは、いつものようにパーソナルショッパーとして仕事をたんたんとこなす日々。

そんなとき、一通のメールが

 

メール『わたしはあなたを知っている。あなたもわたしを知っている。』

 

知らない人からの不気味なメール。

怪しがるモーリーンでしたが、興味半分でメールに返信していました。

 

自分の行先や行動が手に取るように分かっているメールの相手に不気味さを覚えつつ、本当に幽霊ではないか、もしかしたら弟じゃないないか!!

 

と、モーリーンは思い始めます。

 

メール『君のことを教えて。君が一番怖いことはなに』

モーリーン『ホラー映画。女性が殺人鬼に追われて、隠れるシーンとか特に。』

メール『君は他の誰かになりたいと思うことはある?』

モーリーン『Yes』

 

どんどんとパーソナルクエスチョンになっていくメール主。

一方で、

モーリーンはいつものように洋服を買い、雇い主の家へと届けます。

 

雇い主は多忙でいつも留守。

モーリーンは雇い主の家で一休み。

そんな時、メールが。

 

メール『あなたが最も恐れていることは?』

モーリーン『禁止されていることを思わずやっちゃうこと。』

 

モーリーンは雇い主との契約で、雇い主の洋服や靴には一切触れてはいけない決まりになっています。

しかし、モーリーンは欲求を抑えきれず、雇い主の洋服を試着、そのまま、、、一人でおっぱじめてしまいます!!?

彼女の中にも、セレブリティのようにキラキラした洋服を着たい、という欲望があったのです。

そのまま、雇い主の部屋のベッドで眠りに落ちます。

 

朝目覚めると、なんと、、、、隣に幽霊がいました!!!!!!!!!

すぐに幽霊は消えるも、怖くなったモーリーンは急いで雇い主の家を出ます。

↑どんな洋服も着こなす手足の長さ。顔も小さい!!

 

3、死

メール『ホテルに来て!』

 

モーリーンは雇い主のドレスや靴を勝手に着て、ホテルの部屋へ向かいます。

 

モーリーン『いつもはこんなことしないのに。わたしは少し気が動転しているわ。』

 

そこには誰もいませんが、モーリーンの名前で支払いが済まされていました。

 

メール『素敵な洋服をきているあなたの写真を送って』

 

モーリーンは写真を送ります。

あくる日、
モーリーンは、いつものように買い物を済ませ、雇い主の部屋へ到着。

そこには、 無残な姿で死んでいる雇い主が。

そして奥の部屋から奇妙な音が聞こえる。変な光も見える。幽霊がいる!

モーリーンはすぐに逃げ出し、警察へ。

 

警察『なぜ、警察にもっと早く来なかったの?』

モーリーン『色々動転していて、、、』

 

モーリーンは、

 

『お化けやら超常現象によって雇い主が亡くなってしまった。』

 

そう思っています。

そんな第一発見者であり挙動不審なモーリーンを、警察はもちろん疑います。

家に帰るモーリーン。

なんと、雇い主のために買った高級ジュエリーが自分の部屋のベッドの上に。

そんなときメールが、、、

 

メール『警察にこのメールのことを話した?今から君に会いに行くね。』

メール『今、駅』

メール『今、君の家の前』

メール『今、エレベーター』

メール『今、君の部屋の前』

 

モーリーンは恐る恐るドアののぞき窓から外を見ます。

すると、足元のドアの隙間から一枚の紙が。

 

『ホテルに来て』

 

モーリーンにとって、メールの送り主はもはや恐怖の存在でしかありませんでした。

 

4、メール主の正体

ホテルに到着するモーリーン。

部屋にはもちろん誰もいません。

そこで、扉が開く音が。

モーリーンは何かを見つめています。

 

場面は変わり、

1人の男がホテルのエレベーターからエントランスへ。

そして、待ち伏せていた警察に捕まります。(その後、逃げたけど。)

この男は、冒頭少し出てきた、殺された雇い主の恋人。

モーリーンにメールを送り続けたストーカー男は彼でした。

幽霊が送っていたわけではありませんでした。

 

そして、その後、

誰も乗っていないエレベーターが開き、誰もいないのにエントランスの自動ドアが開き、明らかに何か目に見えない何かが通っていきます。

モーリーンは一体誰と会ったのか、観客には分かりません。

 

5.幽霊は一体?

不気味なメール主の正体が分かったモーリーン。

メールは人間(犯人)が打っていたもの。

犯人が逮捕されたか、自分の携帯電話を変えたかで、メールは来なくなります。

 

しかし、

その後も、超常現象は止まりません。

友人の家に滞在中、友人が一言

 

友人『君の弟は実際にいると思うよ』

 

モーリーンは笑って流していますが、

後ろには、コップを持つ男の幽霊が、そして次第に身体が消え、コップだけふわふわ浮いています。

そして、コップが落下し、その音に驚いて後ろを振り返るモーリーン。

そこには誰もおらず、割れたコップの破片だけ。

男の幽霊だけれど、弟の幽霊なのかは分かりません。

 

時が経ち、

モーリーンは、彼氏の待つオマーンへ帰ります。

ふと物音がしてリビングに行くと、コップがふわふわと浮いています。

そして、落ちて割れます。

その後に、大きな音が。

 

モーリーンは幽霊がいるのを確信して、問いかけます。

 

モーリーン『答えて!!!大きな音一回ならYes。二回ならNo』

モーリーン『あなたは弟なの?』

 

幽霊『大きな音一回(YES)』

 

モーリーン『あなたは今、平静なの』

 

幽霊『。。。。。』

 

モーリーン『あなたは今、辛いの?』

 

幽霊『。。。。。』

 

モーリーン『わたしのせい?』

 

幽霊『大きな音一回(YES)』

終わり。

分かりにくいので、簡単にまとめると、

幽霊となった弟を探し求めて、パーソナルショッパーとしてパリに滞在していたら、

メールでのストーカー被害、挙句の果てにあらぬ容疑をかけられる。

一方で、弟を探しに訪れた幽霊屋敷で幽霊にも本当に憑りつかれたか、もしくはからかわれる話。

が同時進行で進んでいく感じ。

感想

『極限状態になって見えないお化けと話し始める』

 

そんな誰でも経験のある話になっていました。

嘘。そんな経験はあまり無いですよね。

色々な解釈ができる映画だと思います。

作り手さんの意図はわたしの想像を超える何かだと思うほど、一回見ただけでは意図が読み取れませんでした。

ところどころで目に見えない存在がモーリーンの周囲に現れるのは確か。

個人的な意見ですが、

モーリーンは霊感の強い女性で霊を引き付けてくる人物なのだと思いました。


↑もしかしたら、こんな映画だったのかも。実はお化けなのはわたし、みたいな。

 

凄く変な映画。

本作は愛する弟の霊と交信したい、という主人公でした。

確かに、愛する人が亡くなったら、お話ししたいことって絶対ありますよね。

わたしのおじいちゃんが亡くなってから10年ちょっと。

残されたお祖母ちゃんは、それでも毎日、仏壇に向かっておじいちゃんに話しかけています。

ボケているとかではなく、

『ただ、おじいちゃんがいるような気がして、、、』

お祖母ちゃんはそんなことを言っていました。

そして、こんなことも言っていました。

『最近、おじいちゃんが夢に出てきて、話しかけてくるんだ。』

おじいちゃんも何かメッセージを送ろうとしているのかもしれません。

映画の中のセリフでこんなものがありました。

『死んだらそれで終わりなんだよ』

わたしはそんなことないと思います。

死んでも、魂のどこかでは繋がっている、ワンネスなのだと思います。

 

わたしにも何人か、

今、わたしの目の前からいなくなったら、わたしの精神状態が崩れてしまうような、そんな大切

な存在がいます。

何だかんだで私自身は脆いですし、支えられて生きているんだなって思います。

1人で生きていくなんて無理です。

もし、彼らが死んでしまってしまったら、わたしも交信を試みると思います。

それが突然の死なら尚更。

わたしもアラサー。

友人、家族も健康ではなくなってきている人も出てきています。

私自身も、以前のようなツルツルボディに、謎のできものができたり、黒ずんできたりなど変化を感じ始めています。

歳を取ればとるほど、出会いの喜びも増えるけれど、別れの悲しみも増えてしまうのだな、と思うと、歳を取るのは辛いもの。

でも、『死』というものがあるからこそ、今を大事にして、思い出を作っていきたいな、と再確認させてくれました。

思い出の中では大切な人もずっと生きていますから。

と、強がってみますが、やっぱり人肌、体温に勝るものはないですよね。

 

わたしは霊感というものが無いのですが、この世には目に見えない何かが存在しているのは信じています。

知り合いでも、霊感なのか分からないのですが、何か不思議な力を持った方もいらっしゃいます。

タイやラオスには占い師やシャーマンのような方も多いです。

ある占い師さんによると、わたしには強力な守護霊さんが3人いるそうです。

そのうちの一人はオネエだそうで、、、、

とっても強力そうで何よりです。
(photo credit: IMDb)