映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。
映画『パイレーツオブカリビアン5/最後の海賊(原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales)』を鑑賞してまいりました。

Contents
概要
『もう良いよ、このシリーズ、そろそろねえ、、、、、』
そんなことも思い始めた本シリーズ。
離婚スキャンダルで評判がた落ちのジャック・スパローことジョニー・デップ様も、既にお腹いっぱい状態。
パイレーツオブカリビアンよりもワンピースの続きの方が気になる今日この頃。
そんな観客の気持ちを察してか、最近ではゲスト出演者をキーパーソンとして、話を進めていくというスタイルへシフト、ジョニーデップも影を潜め始めました。
前作『生命の泉』では、
・全く海賊に見えない完璧メイクのペネロペ・クルス
・イアン・マクシェーン(誰?)
・若手イケメン枠・サム・クラフリン(華)
がゲストとして登場。
ペネロペさんの圧倒的美貌とオーラで第4作目は踏ん張りを見せたのですが、もう5作目は良いでしょ。だって、流れがいつもと同じ。
と思う始末。

↑サムさん、本当にかっちょ良かった。

↑こんな海賊いないでしょ。
そんなさなか、
本作、5作目が堂々と何年かぶりに登場。
ジョニー・デップさんの力が弱いので、脇の若手イケメン・美女枠の俳優さん、そして一人気張った演技をしていたペネロペの旦那こと、ハビエル・バルデムさんが5作目を引っ張っていました。
そして、
1-3作目でおなじみの初期メンバー、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイを加えて再出発。オーランドさんは、私生活であれから色々あったよね。

↑元メンバーに頼るのは世界共通。(Photo credit: http://www.dream-morningmusume.com/tour/)
流れは同じ。
サプライズ無し。
それでも、美しい映像は『どうやって作っているの?』
中盤は少し眠くなったのですが、最後の20分を見るだけでも満足しました。
そして、ある人物がある人物の〇〇だということも判明するのですが、後付け感半端ない。感動はするけれど。
6作目もあるみたいです。ジョニー・デップとトムクルーズの共演とか見てみたい。
出演者
ジョニー・デップ(ジャック・スパロー)

ついに本作5作目にして空気。あんなへらへらしているけれど、実は策士であることが判明。
ジョニー・デップの若かりし頃のCGがたっぷり楽しめる本作。一体いくらかけたんだろう。
ジェフリー・ラッシュ(バルボッサ船長)

『パイレーツオブカリビアン』の裏の主役は彼。それでも、ここまでシリーズが続くと思っていなかったのであろうジェフリーさん。本作でもよくよく思い出すと、そんなに激しいことしていないです。もうお歳ですから。ただ、かなり重要なポジションを担っております。ありがとう、バルボッサ船長!
第一作目から既にチャーミングだったけれど、最近は仲間っぽいポジション。本作も『ポセイドンの槍』を探す旅をアシスト。そして驚きの事実も分かります。(後付け感あり。)
カヤ・スコデラリオ(カリーナ)

記憶に無いけれど映画『メイズランナー』の紅一点。彼女の演技は問題無いのですが、役自体に問題あり、とフェミニストの方が文句を言っておりました。特段おかしいところは無かったですが。
星が読めるインテリ美女。彼女の知能指数に時代が追いつけず、『魔女』と言われながら追われる身。
昔、お父さんからもらった大切な本を頼りに『ポセイドンの槍』を探しに航海に出ます。
ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー)

ウィル(オーランド・ブルーム)の息子。呪われたお父さんの呪いを解くために『ポセイドンの槍』を探す旅へ。なんて親思いなの。本作のイケメン若手有望枠。同じ人類とは思えない美しさ。
ハビエル・バルデム(サルザール)

呪われた海賊船の船長。海の呪いにかかり、ゾンビ状態に。ジャックスパローに復讐を誓いつつも、呪いを解くために『ポセイドンの槍』を探す。彼の土壇場劇場。体張って頑張ってます。役柄としてはシリーズ随一のゲスです。
ネタバレ

12歳の少年ヘンリー・ターナーは、ひとり海深く潜り、海の中を海賊船で走る(?)呪われた父ウィルのもとへ。(ウィルは呪いのせいで海中を彷徨う海賊になり、10年に1度しか陸に上がれません)
ヘンリー『お父さん、聞いてよ!ポセイドンの槍を手に入れれば、海の全ての呪いは解けるんだよ。そうすればお父さんも、僕やお母さんとずっと一緒に暮らせる。ジャックスパローに頼んで一緒に探すよ。』
ウィル『そんな迷信はどうでも良いんだ。とにかく家に帰れ。これは俺のお守りだ。今度会ったときに返してくれ。』
↑最初、オーランド・ブルームって気づかなかった。
9年後、
ヘンリーは英国軍の船にて働いています。
ヘンリーの海の知識は素晴らしく、船が危険エリア・デビルトライアングルに向かっているのに気づきます。
ヘンリー『危険だから、進路を変えてください!』
下っ端のヘンリーの言うことを誰も聴かず、ヘンリーは牢獄に閉じ込められてしまいます。
デビルトライアングルに入った船。
サラザール率いる、呪われた亡霊海賊に襲われ全滅。
ジャック・スパローの情報を持っていたヘンリーは命を奪われずに済みました。


ヘンリーは目を覚ますと、手足を拘束されていました。
船の唯一の生き残りのヘンリーは、責任を押し付けられ死刑判決が下ります。
そんなとき、看護師の姿をした女性カリーナが話しかけてきます。
カリーナ『ポセイドンの槍のありかを知っているわ。』
ヘンリー『君は一体?』
カリーナは、彼女の卓越した天文知識のせいで魔女疑惑、そして魔女裁判が行われ処刑されそうになっています。
彼女の夢は、お父さんから受け継いだ本を解読し、ポセイドンの槍が存在するという伝説の島へ行くこと。
ちょうど、ジャックスパロー船長とその一行が街に来ていたので、合流。
いざ、ポセイドンの槍を探しに行きます。
ヘンリー『ジェックスパロー、気をつけろよ。サラザールが命を狙っているぜ。』

場面は変わり、
バルボッサ船長。
優雅に音楽鑑賞中の報告にびっくり
部下『サラザール海賊団が海を彷徨っているようです。』
バルボッサ船長『まさか』
そんなとき、バルボッサ船長の海賊船が、サラザールに占領されます。
サラザール『ジャック・スパローへの復讐を手伝え。』
サラザールは昔、海賊として活躍。しかし、残虐そのもので通る船の船員を皆殺しにしていた。そんなとき、若きジャックスパローにはめられて、海賊船はデビルトライアングルにて大破、船員も死亡、するかと思いきや海の呪いでゾンビ状態になっていたのです。
そして、ジャックスパローの復讐の時を待ちわびていたのです。



サラザールはジャックスパローの船を発見。
総攻撃を仕掛ける中、ジャックとヘンリーとカリーナは小型船に乗って脱出します。
追いかけられる中、3人は島へ。
ゾンビのサラザールは陸地へ上がれないことが分かります。
そんなさなか、
バルボッサ船長は島へ。
バルボッサ船長『ポセイドンの槍を探しに行こう。』
船を操縦するカリーナ。
カリーナ『星の位置が島の場所を教えてくれるの。これはお父さんがくれた大切なもの。本に埋め込んである、この赤い宝石を島に持っていくと何かが起こるみたいなの。』
最初は小娘だと馬鹿にしていたバルボッサ船長も、カリーナの話には驚いています。
バルボッサ『・・・・まさか・・・・』
一行は、ポセイドンの槍がある島へ。
島が見えてきたところで、サラザールの海賊船が襲ってきます。
チャンバラのあとは、ジャック、カリーナ、バルボッサ船長は島へ上陸。サラザールは上陸できません。
島に赤い宝石を埋め込む一行。
すると、海が割れます。
ジャックとカリーナは割れた海底へと落ちていきます。

ポセイドンの槍を見つけた一行。
しかし、サラザールに邪魔をされます。
必死の闘いの末、ポセイドンの槍を破壊。
海の呪いが全て解け、サラザールも人間の姿に戻ります。
同時に、割れていた海が元の状態に戻りそうです。
そんなとき地上の船の碇に乗って、バルボッサ船長が助けに来てくれます。
碇にしがみつくジャック船長、カリーナ、ヘンリー、バルボッサ船長、そしてサラザールもしがみついています。
カリーナは振動で碇から手を放してしまうのですが、バルボッサ船長が助けてくれます。
カリーナは、バルボッサ船長の腕の刺繍と、父からもらった本のマークが同じなことに気づきます。
カリーナ『お父さん?』
バルボッサ船長はサラザールを始末するために自分が身代わりとなって、サラザールともども海に落ちていきます。
カリーナ『わたしの名前は、カリーナ・バルボッサよ!』
その後、
カリーナとヘンリーは結ばれます。
そして、呪いが解けたヘンリーの父、ウィルは親子と再会します。
ジャックスパロー一味は再び航海へと旅立ちます。
終
感想
先日『大航海時代・ポルトガル』のようなドキュメンタリー映画を見ていたのですが、
香辛料を求めて、わざわざインドへ。
てか、よくもまあ、インドまで行こうと思ったな、と。
胡椒を手に入れるために一体何人の命を犠牲にしたのか。
そう思うと、こうやって当たり前のように世界の料理を食べられる現代社会は恵まれているんだなと。
現代でも、海賊が多いよう。
豪華客船を狙っては金品を奪うという、原始的なスタイル。
そして、
詐欺まがいの投資、そんな情報不足の人から口八丁手八丁で金品を強奪する現代型の海賊。
海賊にはご用心。
(photo credit: IMDb)