映画『ハクソー・リッジ』ネタばれ&内容 アイディア次第で無限に活躍できる。第2次世界大戦の沖縄戦で、銃を持たず敵兵の命を奪うことなく、75人の味方の命を救った米軍衛生兵。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。


映画『ハクソー・リッジ』を鑑賞してまいりました。

お決まり展開だけれど素晴らしい。
グロテスクだけれど、それもまた素晴らしい。
アメリカ様、お得意の美談仕様になっております。

あらすじ

銃を持たずして戦地へ行き、何十人もの命を救ったアメリカ兵。

出演者・監督

監督・メル・ギブソン
俳優・監督としてハリウッドを駆け巡ってきた人。DV疑惑、暴言などのイメージが多すぎて、それまでの功績も塗りつぶしてしまうほどのスキャンダルくそ男人生のイメージ。同性愛者嫌悪・銃賛成・共和党、、、、典型的な古き悪きマッチョ系アメリカ人。『コンドーム?そんなのつけねえよ』ってくらい子供が多いビッグダディ。
本作にて華麗に復活。実力派ですもんね。
『女はいらねええ』って感じ。
昔は本当にイケメン。ホモ嫌い、がっちがちのクリスチャンで有名。(多分悪い意味で)。もう、DVオヤジにしか見えない。

アンドリュー・ガーフィールド
細長い繊細そうなソース顔イケメン俳優。そんな理由からか悩み葛藤する役柄が多いイメージ。
声と話し方がとても特徴的。本作でもハートブレイキングなパフォーマンス。
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『Boy A』
スパイダーマンなのにナードじゃない、単なるイケメンスーパーヒーロー!!エマストーンの元カレ。

 

サム・ワーシントン

『アバター』で華麗にデビューするまでは石職人、それからは『タイタンの冒険』『ターミネーター』などで軒並み主演をこなすも、失速。そこからは地味に脇役で活躍。つぶらなブルーアイズ。
↑すごく存在感のある一般人って感じ。
そのほか、出演者すべてが素晴らしい映画でした。


簡単なネタバレ

時は第二次世界大戦中、
幼少期のデスモンド君はお兄ちゃんと喧嘩を繰り返しては仲良く家族と過ごす日々。
あるとき喧嘩の最中、デスモンド君はレンガで兄の頭を殴ってしまいます。
気絶する兄。お兄ちゃんはかろうじて生きていましたが、デスモンド君は壁に貼ってあった、
『Thou Shall Not Kill(汝、殺すことなかれ)』
という聖書の中の言葉を心に誓います。
デスモンドは決して人を殺めない、そんな信念を持ちます。
大人になったデスモンド。
兄は戦地へ。それに反対する父。
父は第一次世界大戦を経験し、たくさんの大切な友人を失い、その経験からアル中になっています。大切な家族が戦地へ行くことに大反対派です。
イケメン・デスモンドは美人看護師をゲット、そして医療のことを学び始めます。
そしてデスモンドは軍に志願します。銃を持たない衛生兵として。
訓練施設にて訓練が始まります。
運動能力は舞台の中でトップですが、銃には一ミリたりとて触らないデスモンド。
そんなデスモンドに対して、鬼教官は怒り爆発。
『毎週土曜の安息日』を要求するなど敬虔なデスモンド、上官や同じ舞台の仲間は彼を小馬鹿にします。
ときには、寝ているときに集団で殴られる、などいじめられるデスモンド。
教官『もう辞めた方がいい。お前のためだ。』
しかし、デスモンドはもくもくと訓練を続けます。
そんな姿に同じ舞台の仲間や鬼教官も彼を理解し、受け入れ始めます。
しかし、お偉いさんはそうはいきません。
『武器は自分を守るためにもあるんだよ、だから銃を持て』
それをも拒否するデスモンド、遂には軍法裁判にかけられてしまいます。
デスモンドのお父さんやお嫁さんの協力で、戦地に衛生兵として赴任することが許されました。
いざ、沖縄へ。
120メートルもの絶壁のある『ハクソー・リッジ”(前田断崖)』での戦闘はとても厳しいものでした。
どこからともなく放たれた銃弾により死亡・負傷する仲間たち。
その中でデスモンドは負傷した兵士を救出し続けます。
そして何とか日本軍の領土を占領します。
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2日目、
大量の日本軍が責めてきます。
日本軍の数が多すぎるため、援軍が到着するまで撤退を余儀なくされます。
生き残った米軍兵士は120メートルの絶壁『ハクソー・リッジ』を下りていきますが、取り残されている仲間たちを見てデスモンドは一人、戦地に残り仲間を助け続けます。
『one more, one more,,,』
そう唱えながら夜通し救出を続けます。
日本兵に襲われながらも仲間を救出し続けたデスモンド。
大切な仲間はたくさん失ったけれど最終的に70人以上もの仲間を救いました。
数日後、
デスモンドの部隊に再出撃の命令が下ります。
日本軍は自爆作戦で応戦します。
日本軍は降伏するものの、デスモンドは負傷し、みんなに助けられながら、そして尊敬の念をもって見つめられながら担架で運ばれます。
終わり
ちなみに、
デスモンドは実在の人物。2006年に御年87歳で天国に召されました。
好戦⇒ピンチ⇒抜群のタイミングで援軍⇒勝利(ハリウッド映画、黄金パターン)

感想

自由な印象のアメリカですが、そんなことはもちろんなく、ましてや軍となればそこは超体育会系。俺の言うことは絶対文化。
そんな中で自分の信念「銃に触らない、使わない」を貫いた主人公、そして周囲の反対や応援を受け、最終的に戦地へ、そして銃を持たず、一人も敵兵を殺すことなく何十人もの命を救いました。
その姿をたっぷり後半30分くらい描いていたのですが、何度も涙腺が、、、
ただし
この手の戦争映画にありがちな、自国のヒーロー感を際立たせるために敵国に対する明らかな悪者間。
物事には必ず両サイドの言い分があることは間違いないですよね。
本作も完全に日本側が悪者、ずるい、姑息、、、そしてアリンコのように華麗にやっつけられています。
おそらく日本人は少し不愉快に思うだろうし、他国の人が見たら勘違いするかもしれません。
アメリカンも戦時中(現在進行形)は悪いこといっぱいしてたのにね。
クリントイーストウッド監督の『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』はともにアメリカサイド、日本サイドを描いていて、とても素晴らしいと思いました。
クリキントンは分かってらっしゃる。
以上、アメリカ万歳、日本悪魔みたいな一方的なプロパガンダ映画と考えると大きな大きなマイナス要素ですが、それ以上に、というかそれを補ってしまうほどの主人公の英雄感。
わたしもまんまと洗脳されてしまいました。
世界のケン・ワタナベ。『Letters from Iwo Jima』
このような戦争映画は『戦争なんてするべきではない』という教訓を、私たちのような戦争を知らない世代に伝える、
という意味ではとても意義のある映画だと思います。
意外と歴史の授業でもあいまいにされて詳しく勉強してない部分なんです。
ある程度キャリアを積むと、戦争映画を製作する監督が多い印象ですが、熱い思いがあるんでしょうか。
本作では、グロテスク、というか日本のニュースでは絶対に流れない人の死んだ姿が何回も映されています。人の死を見て初めて戦争が本当に恐ろしいもの、悲惨なもの、そういう感覚を嫌でも味わいます。脳味噌も内蔵もウジ虫も、、、全てのフルコースです。
軍人さんがPTSDに悩まされるのも理解できます。
最後に、
アメリカはこのような映画を量産していますが、未だに戦争をしまくっています。
そして戦地に行った兵隊さん(生死問わず)を美談にしていることが多いのですが、根本的に解決するためには、戦地に兵隊さんを送り込む必要が無い状況を作るのが一番ではないでしょうか。
いつまで経っても学習せずに
『兵士は英雄だ!兵士はかっこいい!兵士は必要だ!!』
洗脳され続けるアメリカン。(偏見)
そろそろ気づくころではないでしょうか。
やっていること、ISISと同じですよね。因果応報では。。
戦争を知らない世代の人におすすめしたいです。わたしはとても感銘を受けました。

*(Photo credit:IMDb)