映画『ダンケルク(2017)』感想
クリストファー・ノーラン監督の最新作









映画『ダンケルク』を鑑賞してまいりました。

簡単なあらすじ

陸(The mole)での1週間・空(The air)での一時間・海(The Sea)での一日の三つの視点から描かれています。

ナチス率いるドイツ軍によってダンケルクに包囲された英国連邦軍は、絶望的な状況の中、救援の時を待ちます。

概要

クリストファー・ノーラン監督の最新作。

『メメント』『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』など数々のマスターピースを世に放つ天才監督の新たな傑作との名高い本作『ダンケルク』

戦争映画にありがちな人間ドラマをほとんど排除し、戦時中のリアルな感情を追求したためか、登場人物同士ほとんど会話もなく、一体どのような性格で、どのようなは背景なのかも分かりません。

そこにあるのは、ドイツ軍による急襲に耐えながらも救助を待つ何万もの男たち。

 

『いつ死ぬのかわからない。』

 

確かにそんな状況で、

 

『ハイ、わたしはトムです。』

 

みたいな自己紹介やら呑気に話す、そんな雰囲気はあるわけないのかもしれません。

 

個人的には『プライベートライアン』『ブリッジ・オブ・スパイ』のような映画を期待して観に行ったので少し、、、どちらかというと『ブラックホークダウン』のような感じでしょうか。

 

いつ攻撃されるか分からない、数分後には隣にいる名前も知らない兵士が死んでいるような状況下。

1人でも多くの人を救おうと奮闘する人もいれば、自分の命を守るのに精一杯の人もいる。

映画『ダンケルク』は、1人1人の命の大切さとか仲間同士の友情とか、そういうものではなく、ただ単に極限状態の中で繰り広げられる命を懸けた兵士たちの緊張感をたっぷりと堪能できる本作。

 

『アメリカ万歳』『戦争は無意味だから辞めよう』『兵士は英雄だ』

 

そんな安直なお涙頂戴プロパガンダ映画になることなく、大監督クリストファー・ノーランによって当時の状況をリアルに写し取った素晴らしい『the映画』となっていました。

出演者

トム・ハーディ

腕の立つ空軍パイロットを演じるのはトム・ハーディ。

本作監督の『ダークナイト・ライジング』以降の再共演。

『マッドマックス怒りのデスロード』『レヴェナント』など大作映画やインディーズ映画にも多数出演する実力派英国俳優。

かつてのバイセクシュアル発言が尾を引いて、記者に質問された際にはブチ切れ。『マッドマックス怒りのデスロード』の撮影中、シャーリーズ・セロンとの不仲はゴシップを賑わせるなど話題に事欠かない色気たっぷりのトム・ハーディ。

 

マーク・ライアンス

自分のボートで息子と共にダンケルクへと救援に向かう船員。

演じるのはマーク・ライアンス。

舞台を中心に活動する実力派俳優。

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』にてアカデミー賞を受賞するなどハリウッド映画界でも活躍も目立っている。

映画『BFG』での巨人は彼にしか見えなかった。

 

キリアン・マーフィー

漂流しているところ、船員によって救助されるもPTSDに苦しむ兵士。

演じるのは繊細な演技の似合うキリアン・マーフィー。

映画『インセプション』から引き続きノーラン映画へ出演するアイルランド訛りの英語を話す俳優。

トランスジェンダーを演じた『プルートで朝食を』以来、大好き。:))

 

ケネス・ブラナー

ダンケルク撤退作戦中の司令官。

演じるのはケネス・ローガン。

『ヘンリー5世』『My week with Marilyn』でアカデミー賞演技賞にノミネートされるなど数々の映画に出演するも、『シンデレラ』などでは監督も務める多才なキャリアを築く。

 

フィン・ホワイトヘッド

兵士役。

映画『ダンケルク』が初映画にて初主演(っぽい)というラッキーボーイ。

 

ハリー・スタイルズ

兵士役。

ワンダイレクションのメインボーカル兼人気ナンバーワンの地位から俳優業へと活躍の場を増やすイケメン、ハリー・スタイルズ。

一応、見せ場が用意されていた模様。

 

以上、

C.ノーラン監督の中でも最高傑作との声もある映画『ダンケルク』。

次の映画も楽しみで仕方がないです。


(photo credit: IMDb)