映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を鑑賞して参りました。
新たな青春映画の金字塔。
簡単なあらすじ
ゲームの世界へ吸い込まれた。帰る唯一の方法はゲームをクリアする事
概要
1995年に公開された『ジュマンジ』から早20数年。(クリステン・ダンストも有名になりました。)
ボードゲームだったジュマンジも本作では現代版になって再登場。
主演はドウェイン・ジョンソン。
ちゃっかりトム・ハンクスの息子コリン・ハンクスも出演。
それもそのはず、ジェイク・カスダン監督の映画『オレンジカウンティ』にて主演のコリンとジャック・ブラックをねじ込むのもチョチョイのチョイ。
数ヶ月前に予告を観た時は『コケる』と思うも、実際に鑑賞すると一転、終始大爆笑で大満足の映画でした。
出演者
ドウェイン・ジョンソン

『ザ・ロック』ことドウェイン・ジョンソン様は俳優に転向後は引っ張りだこ。
家族を守る優しきパパから、その姿まんまのマッチョな荒くれ者など、ドル箱大・大・大スターに。
あの厚い身体に抱かれたい、と思うのは自分だけではないはず・・・
ジャック・ブラック

芸達者なぽっちゃり実力派俳優。
映画『スクール・オブ・ロック』等、ヒット作多数。
ずっと中年男のイメージ。
ニック・ジョナス

全米のティーンをメロメロにしたジョナス兄弟の一人。
本人もゲイ人気があることを知ってか、突然マッチョになり敵無し死角無しの状態へ。
かっちょよかったわ・・・タイの俳優さんのような風貌。

↑いやらしい
ネタバレ
1996年夏。
とある男が浜辺をランニングしていると『ジュマンジ』と刻印されたボードゲームを発見、それを持ち帰り息子アレックスへプレゼントします。
息子アレックス『なんだよ、このボードゲームは。僕はテレビゲーム以外興味無い。』
息子アレックスは『ジュマンジ』のボードゲームを片付けてしまいます。
その晩、
謎の光で目覚め、光の先を観ると、そこには『ジュマンジ』のボードゲームが、ゲームのカセットに変わっており、それをプレイする息子アレックス。そして謎の光に包まれます。
20年後
スペンサーは高校生。
スペンサーは超オタクでテレビゲームが大好き。
そんなスペンサーは自分のエッセイを以前仲良しだった黒人くんに渡します。
その途中、
廃墟のような屋敷の前を通ると、そこの家主に怒られます。
この廃墟のような屋敷では、20年前にアレックスという少年が失踪しており、アレックスの父はおかしくなったと街では有名です。
学校へ行くと、校長先生に呼び出されるスペンサー。
そこには黒人くんも。
『あなた達、カンニングしたでしょう。』
罰として課外活動を校長先生に強要されます。
そこには他に、インスタグラム大好きな派手め美人、そしてオタクっぽいインテリ少女もおり、
主人公スペンサー、黒人君と4人で課外活動をすることに。
作業中、スペンサーは『ジュマンジ」のビデオゲームを発見。
スペンサー『みんなでやろうぜ。キャラクターを選ぶみたいだ。』
一同、キャラクターを選び、スタート。
するすると『ジュマンジ』の世界へ吸い込まれてしまいます。
スペンサーは、気づくとジャングルのど真ん中で立ち尽くしています。
すると、小太りのおじさん、小柄な黒人のおじさん、そして露出度高めなスタイル抜群の美女が空から降ってきます。
スペンサー『もしかして、黒人君?君はインテリ少女ちゃん?』
それぞれ自分が選んだキャラクターの外見、能力を得た一同。
派手目な美女は、なぜか性別チェンジし小太りのおじさんになっています。
スペンサー ⇒ 筋骨隆々のブレイブストーン博士

能力:武道等
弱点:無し
黒人君 ⇒ 小柄な動物学者

能力:豊富な知識
弱点:ケーキ
インテリ少女 ⇒ スタイル抜群の女戦士

能力:武道
弱点:へび
派手目な美女 ⇒ 小太りのおじさん

能力:地図を読む力
弱点:辛抱強さ
文句をたれながらも、一同は状況を把握します。
また、自分の腕に3本の線が書かれている事が分かります。
『元の世界へ戻るには、ジュマンジを最後までクリアしなければならない。』
突然、巨大なサイが現れ、派手目な美女(小太りのおじさん)が食べられてしまいます。
すると、派手目な美女(小太りのおじさん)が空から降ってきます。
一同は襲ってくるサイから全速力で逃げます。
逃げ惑っている最中、突然、男が現れ、ゲームの世界を説明してくれます。
彼はゲームの世界の住人なので、関係ない質問をしても答えてくれません。
『このジャングルの真ん中に大きなトラの石造物がある。そのトラの目玉の宝石をラッセルという男が盗んだんだ。その宝石はジュマンジの世界の全動物を操る事ができる強力な宝石。その宝石を僕は奪ってきた。だから、ラッセルは死に物狂いで取り返しにくるだろうな。はい、これを君に渡すから頑張って返してくれ。それじゃあ』
男は去っていきます。

『何よこの宝石。危ないじゃない・・・』
すると、ラッセルの部下たちが一同を追ってきます。
逃げる一同、崖から川へ飛び降ります。
インテリ少女(スタイル抜群の女戦)が衝撃で死んでしまい、消えてしまいます。
すると、インテリ少女 (スタイル抜群の女戦)が空から降ってきます。
気づくと、腕の3本の線が2本になっています。
『これが僕達のライフだ。全部無くなったらゲームの世界から出られない。』
一同は、地図を読める派手目な美女(小太りのおじさん)に従い、ジャングルの真ん中のトラの石造物を目指して向かう事に。
その道中、内部で争いが。
黒人君(小柄な動物学者)『お前、外見が変わったからって調子に乗るなよ。中身はオタクなまんまなんだからな。』
現実世界では自分の方がイケイケなのに、ゲームの世界ではオタクのスペンサーが気取っているのに腹を立てますが、仲直り。
マーケットに到着する一同。
そこでケーキを食べてしまった黒人君(小柄な動物学者)は爆発して死んでしまい、また空から降ってきて復活。笑
一同は、マーケットにて最終目的地への手がかりを手に入れるも、ラッセル率いる軍団に追われます。
そこに現れたイケメンパイロット。
イケメンパイロットは4人を助けてくれます。

話を聞くと、彼の名前はアレックス。
20年前に失踪した少年でした。
彼は3ヶ月ジュマンジの世界にいると主張していますが、既に現実世界では20年経っている事を知ります。
彼の弱点は『蚊』。
蚊に刺されると死んでしまうので、なるべく外に出ることをせずに他の登場人物たちが来るのを待っていました。

一同は、小型飛行機を入手するために敵の基地へ。
うまく小型飛行機をゲットし、パイロットのアレックスの操縦で、ジャングルの真ん中へ。
主人公アレックス(筋骨隆々のブレイブストーン博士)『君の事、前から凄い好きだったんだ。君はとてもユニークで自分を持っているから』
インテリ少女(スタイル抜群の女戦士)『ありがとう』
主人公アレックスはマッチョのキャラクターになって少し自信がついたようで、ずっと片思いだったインテリ少女(スタイル抜群の女戦士)に告白します。

それぞれの強みを活かして、遂に、最終目的地へ到着した一同。
みんなのライフは残りわずか。
そしてたくさんの凶暴なトラに囲まれています。
一同は知恵を絞り、トラの石造物の元へ。
そこにはラッセルが。
ラッセルに苦しめられる一同ですが、みんなが知恵を絞り、
ラッセルを押しのけて、スペンサー(筋骨隆々のブレイブストーン博士)は宝石をトラの石造物の目玉に返却します。
『みんな呪文を唱えて!!!ジュマンジーーーーーーーーー』
すると一同は現実世界に戻ります。
『戻ってきたわ・・・良かった。ところでアレックスは?』
アレックスの家に向かうと、そこは廃墟ではなく幸せに満ちた家族が住んでいます。
40台位の男性が近づいてきます。
『もしかして君たち・・・僕はアレックスだよ』
アレックスはジュマンジの世界から帰った後、失われた20年をきちんと過ごしているようで、既に子宝に恵まれたパパになっていました。
一同はジュマンジのゲームを見つけるも、破壊します。
普通に過ごしていたら交わらなかったような一同ですが、ゲームの世界を一緒に過ごした一行はとても仲良しです。
主人公スペンサーはインテリ少女に告白。
二人はキス。
終わり

感想
ゲームの主人公のようにになれたら・・・
そんな夢を叶えてくれた映画。
外見が重要なアイデンティティの青春時代。
派手目な外見の子と地味めな女の子はどうしても交わり難いもの。
オタクの男子は自分に自信を持てないし、逆にイケイケ男子はオタク男子を馬鹿にすることも。
そんな彼らが、自分のアイデンティティとは全く逆の外見を手に入れた時。
初めて他人の気持ちを理解できた。そしてそれぞれ良い所がある事に気づけた。
命を賭けたジュマンジのゲーム。それでも何物にも変えられない大切なモノや気持ちを手に入れた一同は幸せなのだなと。
最高の映画。