映画『ザ・ビッグ・シック(原題:The Big Sick,2017)』ネタバレ&内容 パキスタン人と白人女性が恋に落ちた。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。


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映画『ザ・ビッグ・シック(原題:The Big Sick,2017)』を鑑賞して参りました。

じわじわと伝わるすばらしさ。

簡単なあらすじ

パキスタン人と白人女性が恋に落ちた。

双方の家族を巻き込みながらも、白人女性が突如病院に運ばれる。

概要

2017年1月に開催されたサンダンス映画祭で上映され大絶賛。

 

『2017年ベストの映画の一つ。』

 

との賛辞。

 

イスラム教徒の男性とキリスト教徒の女性の恋愛、というありふれたような内容かと思いきや、

物語は思いがけない展開へ、となるわけでもない印象。

静かに登場人物たちの新しい気づきを描いていました。

 

本作は主演男優クメイルさんの実体験を基にした映画だそう。

 

アメリカにおける『イスラム系顔あるある』がジョークとなっています。

 

たった一つの恋愛は双方の家族を巻き込み、そして関わる全ての人々に成長を与える。

そうやって家族愛は深まっていくのだな、と思いました。


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ネタバレ

主人公クメイルは、スタンドアップ・コメディアンとして活動しつつ、副業でUberタクシーの運転手をしているパキスタン人。

小さい頃は野球の代わりにクリケット、そして結婚式の様式が違うだけで他のアメリカ人とは大差が無い生活ですが、良くも悪くもさ偏見があるよう。

 

クメイルがいつものようにバーでパフォーマンスをしていると、大きな女性の野次が聞こえます。

 

エミリー『ヒューヒュー!!』

 

パフォーマンスの後、バーで飲んでいる、先ほど野次を飛ばしてきた女性エミリーに笑顔で話しかけるクメイル。

 

クメイル『コメディアンに野次を飛ばすのはご法度だよ。』

 

エミリー『わたしはただ、ヒューヒュー!と叫んだだけよ:)』

 

クメイルはエミリーの名前をウルドゥー語で書いて喜ばせてあげるなど二人は良い感じ。

 

クメイルはエミリーを自宅に招き、映画デート、そのまま夜を共にします。

 

事後、

 

エミリー『わたしは出会ってすぐに寝るような軽い女じゃないのよ^^』

 

エミリーはすぐにUberタクシーを呼んで帰ろうとしますが、一番近くの運転手がクメイルだったので、クメイルに送ってもらうことに。

場面は変わり、

クメイルはパキスタン人の家族と夕食をしています。

 

クメイルのお母さん『あなたに良い人がいるのよ。絶対にパキスタン人と結婚してね!』

 

クメイルは、お見合い相手のパキスタン人の女性の写真を貰うも、興味が無く、一応、写真を箱に入れて保管しています。

そんな、パキスタン人との結婚を望む家族に、白人のエミリーを紹介する事は出来ていませんでした。

 

その後、クメイルとエミリーはデートを重ね親密になっていきます。

 

クメイルは白人のガールフレンドがいる事を兄に告白します。

 

『パキスタン人はパキスタン人と結婚して伝統を守らないといけない。以前、いとこが白人女性と結婚して、家族から勘当されたの覚えているだろ。』

 

アメリカ移民の家族の反対は目に見えていますが、エミリーには紹介済みだと嘘をついています。

引き続き、二人はクメイルの家でデート。

エミリーは、クメイルの母が選んだお見合い相手のパキスタン人の写真を、クメイルが保管しているのを発見。

 

エミリー『あなたの家族に、わたしの事、言っていないでしょ!紹介してくれたって嘘ついたのね。』

 

クメイル『ごめんよ。でも、家族から勘当されるのは怖いんだ。』

 

エミリーは涙を流し、そのままクメイルの家から出ていきます。

 

その晩、

クメイルはいつものようにコメディアンとして舞台に立ち、パフォーマンスをします。

そして、そこでナンパした別の女性をお持ち帰り。

 

深夜、電話が鳴ります。

 

『すぐに病院に来て。エミリーが倒れて、緊急治療室にいるの。』


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病院に到着するクメイルですが、彼女は未だに怒っています。

しかし、エミリーは重度の肺の感染症を患っており、意識不明になります。

治療のサインをするクメイル、そしてエミリーの両親にエミリーの病状を伝えます。

 

翌朝、

エミリーの両親の母ベスと父テリーが病院にやってきます。

母ベスは娘エミリーからクメイルのクズ男エピソード話を聞いていたので、クメイルに対してあまり良い印象を持っていません。

そのため母ベスはエミリーの看病をクメイルにしてほしくないよう。

 

母ベス『エミリーをこんなにしたのはあなたの責任よ。というかあなた達別れたんでしょ。どうしてあなたがここにいるのか分からないわ。娘が目が覚めても、あなたがいても意味がないでしょ。』

 

医者から、エミリーの肺の感染症を治療するためにしばらくの間、集中治療室での治療が必要だと宣告されます。

 

治療の間、母ベスと父テリーはエミリーのアパートの部屋で過ごす日々。

 

看病生活の仲、距離は少しずつ縮まるも、依然、微妙な仲のクメイルと母ベス。

 

クメイルは自分のコメディアンとしてのパフォーマンスを母ベスと父テリーに見せます。

二人は笑っており、クメイルは安堵。

 

『ISISに帰れ』

 

そんな野次が飛び、母ベスは激怒。

口論となり一同はバーから追い出されるも、母ベスとクメイルは親密になっていきます。

そしてベスとテリーの夫婦仲が微妙である事も聞かされます。


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クメイルは、お母さんが勧めるパキスタン人のお見合い相手とディナー。

 

クメイル『ごめん、君とは上手くいかない。僕は他に好きな人がいるんだ。』

 

お見合い相手は出ていきます。

 

エミリーの治療は予想以上に長引き、エミリーを別の病院へ転院させるか悩んでいます。

しかし、転院はエミリーの身体の負担になるため中々決断できずにおり、ベスとテリーは喧嘩をします。

 

ベスと喧嘩した、父テリーはクメイルの部屋で過ごすことに。

 

テリー『一度、妻に内緒で浮気した事があったんだ。それをとても後悔しているんだ。』

 

テリーは続けてこう言います。

 

テリー『もし、一生を遂げたいような好きな人がいるときに、浮気をしたら最悪な気分になるよ。覚えておいてくれ。』

 

クメイルも一度、エミリーに内緒で浮気をしていたので、それを思い出し後悔します。

 

翌朝、テリーの姿が無く、病院へ向かうと、ベスとテリーは転院のサインを終えていました。

 

クメイル『転院は反対だ。彼女の身体の負担になる。』

 

ベス『娘を思っての事よ、部外者は口を挟まないで。』

 

面は変わり、

クメイルは、お見合いを破断させた事を家族に責められています。

 

クメイル『僕には白人の恋人がいるんだ。』

 

家族は大激怒。

『勘当よ!どうしてあなたは自分の事しか考えていないのよ。私たちは家族を国に捨ててアメリカに来たの。あなたが弁護士にならないでコメディアンになって笑われるのは構わない。でも、パキスタン人と結婚して伝統は守って!』

 

クメイル『じゃあ聞くけど、それならどうして俺をアメリカに連れて来たんだ。そして、どうしてアメリカでパキスタンと同じような生活を強要するんだ??正直に言うけど、俺はここ数年アラーに祈った事はない。』

 

『あなたは私たちの息子じゃない。』

 

クメイルは、コメディアンとして舞台に立つも、エミリーの事を思い出し涙、それどころではありません。

 

翌朝、

エミリーが病院で目を覚まします。

クメイルはエミリーと対面しますが、エミリーは倒れる前の記憶があり、クメイルに対して激怒しています。

 

エミリー『もう二度と会いたくない。』

 

クメイルは病院を後にします。

 

エミリーのお帰りパーティーにクメイルは顔を出します。

 

クメイル『僕は変わったよ。』

 

エミリーの怒りは収まりません。

クメイルはパーティーを後にします。

 

クメイルはコメディアン仲間に、ニューヨークに行かないか、と誘われます。

 

ニューヨークへ向かう当日、

最初はクメイルを勘当していた家族は暖かく見送り、故郷を去ります。

 

ニューヨークでのパフォーマンス中、一人の女性の野次が聞こえます。

 

『ヒューヒュー!!』

 

そこにはエミリーの姿が。

母ベスから、エミリーが意識不明の間、クメイルが懸命に看病していた事を教えてもらったのです。

 

クメイル『へい、そこの彼女、君は何をしにニューヨークへ来たんだい?』

 

『とある男性に会うためよ』

 

二人は結ばれ、その後、パキスタン流の結婚式を挙げます。

終わり

末永くお幸せに:)

↑ギリシャ人の女性に恋をした男性とのインターナショナルラブな物語。