映画『ゲットアウト(原題:Get Out)』感想&ネタバレ 恋人の実家へ挨拶に行ったら、とんでもなく恐ろしい家族だった。早く逃げて~!!








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

映画『ゲットアウト(原題:Get Out)』を鑑賞してまいりました。

大・大・大満足。 

*

簡単なあらすじ

黒人のクリスと白人のローズはラブラブなカップル。

ある時、ローズの実家へ挨拶をしに行くことに。

しかし、信じられない秘密を抱えた家族だった。

概要

予告編の不穏な感じは、安っぽさの欠片もなく不気味な映画であることを物語っていました。

単に人種問題を交えたブラックジョークの連発かと思いきや、映画は予想外の方向へ。

生涯、忘れられない衝撃映画の一つとして脳みそに刻み込まれました。

鑑賞後も少し、頭の整理がつくのに時間がかかってしまいました。

『そんなのあり??』

鑑賞中はただただ圧巻のその脚本でしたが、鑑賞後、冷静になって考えてみると、トンデモ設定過ぎる。

もしかしたらハリーポッターの世界の方が現実味があるのではないか、そんな風にも思えます。

ネタバレ

夜道、一人の黒人が誘拐された。

 

数か月後。

カメラマンであり黒人のクリスと白人のローズは付き合って4か月のラブラブカップル。

ローズの実家へ二人であいさつをしに行くことに。

 

クリス『俺が黒人ってこと家族は知ってるの?』

ローズ『知らないけれど、大丈夫。わたしの両親はそんな差別をするような人たちではないの』

*

 

ローズの実家へ行く道中、突然、鹿が車に激突します。

 

白人警察官『免許証を見せてくれ。』

 

運転していたのはローズなのに、黒人であるクリスの免許証の提示も求められました。

 

ローズ『彼は関係ないわ。それってちょっと変じゃない?』

 

逞しいローズはそう警察官に主張するも、そんなこと慣れっこのクリスは微笑むだけです。

 

ローズの実家に到着する一行。

みんな、クリスを歓迎します。そしてクリスの家には使用人として住み込みの黒人女性のメイドさんや庭師の黒人男性がいました。

クリスは、子供の頃に両親が亡くなっていることをローズの家族とシェアします。

 

ローズ母『たばこ、吸ってるのよね?催眠術で直してあげるわ』

 

クリスは丁重に断ります。

その晩、ローズの兄を交えて、ローズの母、父、兄、ローズの五人でディナーを共にします。お兄さんは酔っぱらってクリスに対して挑発的な態度を取ります。

 

ローズ兄『黒人なんだから格闘技ができるだろ?』

*

*

 

その晩、クリスは夜、目覚めます。

眠れないクリスは外で一服しようと外へ。

 

クリスは不気味な光景を目の当たりにします。

 

黒人メイドさんは窓に写った自分自身を見つめてうっとりしている。

庭師の黒人さんは、突如、全速力でクリスの方向めがけて走ってきます!!!

*

 

クリスは恐る恐る家に戻ると、ローズの母に呼び止められます。

 

ローズ母『座って話を聞かせて。』

 

クリスはローズ母によって催眠が掛けられてしまいました。

 

『ティーカップの飲み物をスプーンでかき混ぜる際に発生する、あの金属音を聞くと眠りに落ちてしまいます。(Sunken Place)』

*

*

 

翌日、クリスは汗だくで目が覚めます。

 

クリス『昨晩のことは悪夢だったに違いない。』

 

ローズの家にてゲストを招いてパーティーを開くことに。

来るゲストは、クリスの身体を触ったりと、とても奇妙な人ばかり。

みんなクリスを気にかけています。

 

そのゲストの中に白人の奥さんを連れた黒人を発見したクリス。

しかし、その態度や仕草は黒人のようではなく、白人そのもの。

そして、白人の奥さんに対して、若すぎる黒人旦那を奇妙に思うクリス。

 

怪しく思うクリスは、その黒人を携帯のカメラで隠し撮り。

 

『ピシャリ』

 

カメラのシャッター音が鳴った瞬間、若き黒人は鼻血を流し、クリスに発狂します。

 

『出ていけ。逃げろ。(Get Out)』

 

若き黒人は連れていかれました。

後に、ローズの母と共に現れた先ほどの若き黒人は、落ち着きを取り戻し、まるで何事も無かったように接します。

*

 

部屋に戻ると、クリスは携帯の充電機が外されているのに気づきます。

 

クリス『あの黒人メイドがやったに違いない。』

黒人メイド『ごめんなさい。わたしがやったの。この家の人は良い人だから安心して』

 

そんなことを話す一方で、黒人メイドは涙を流しながら笑っています。

 

『NoNoNo』。

 

そんな情緒不安定すぎる人々に対して、徐々に気味が悪くなったクリス。

*

 

クリスとローズは二人、家から離れた場所へ散歩に行きます。

 

クリス『もう家に帰るよ。』

ローズ『分かったわ。今晩、帰りましょう。』

 

一方で、ローズの家ではオークションのようなものが行われていました。

懸けられていたのは、クリス。

*

 

いつの間にか日が暮れ、クリスは急いで帰り支度をします。

そこで見つけたのは、ローズの写真。

そこには、たくさんの黒人の彼氏との写真がありました。

 

『黒人とは付き合ったことが無いって言ってたのに。』

 

そして、

黒人メイドとローズが肩を抱いて写っている写真も発見したクリス。

 

『ローズもやばい。』

 

そして、先ほど、鼻血を流して発狂した若き黒人も、半年前に行方不明になっていたことが分かります。

クリスは家から出ようとするも、ローズの家族に阻まれて出られません。

クリスはスプーンとティーカップのこすれる音を聞き、催眠術で再び眠ってしまいます。

起きると、手足を拘束されていました。

 

目の前には、テレビが。

 

『君の身体に僕の脳みそを移植するよ。』

 

なんと、

この家族はグルで、黒人を捕まえては家族や友人の脳みそを移植し、永遠の命を得る、というとんでもないことをしていたのです。

 

『安心して。君の意識はずっとあるし僕の中で生き続ける。共存だよ。』

 

黒人のメイドや若き黒人に2面性があった理由が分かりました。

それもそのはず、黒人のメイドにはローズの祖母、黒人の庭師には祖父が入っていたのですから。

クリスは絶望です。また催眠術で眠らされてしまう。

*

 

手術の時間です。

ローズ父はオペを開始、兄は眠ったクリスを車いすで運ぼうとします。

しかし、ローズ兄は後ろからクリスに殴られます。

クリスは綿を耳に詰めて、催眠術がかからないようにしていました。

そのまま、ローズ兄、ローズ父、ローズ母を仕留めます(殺)。

そして黒人のメイド(ローズの祖母)を仕留めたところで、背後から銃を持ったローズ。そして、庭師の黒人(ローズの祖父)が襲ってきます。

 

クリスはとっさに、携帯のカメラのシャッター音を鳴らします。

庭師の黒人(ローズの祖父)は顔色が変わります。

 

庭師の黒人『銃を貸してくれ、俺が殺るから』

*

*

 

ローズは銃を渡します。

 

庭師の黒人はローズを撃ちます。

携帯のシャッター音は人格を入れ替えるスイッチだったのです。

 

しかし、祖父の感情に戻った瞬間、庭師の黒人(祖父)は娘を撃ってしまった罪悪感で自害します。

ローズは行き絶え絶えですが銃を拾ってクリスを殺そうとします。

しかし、クリスに首を絞められます。

クリスはローズへの愛情からか、殺せません。

そこで、警察のサイレンが。

 

クリス『終わった、警察に誤解されて殺される』

 

自動車から出てきたのは事情を知っていたクリスの友人。

そのままクリスは車に乗って走り去ります。

ローズは息絶え絶えで、走りゆく車を見つめています。

終わりRelated image

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感想

脳みそを他人の身体に移植する。

何らかの事情が無い限り、身体の部分を移植するという話はあまり聞きません。

もちろん内臓のドナー提供など、一般的にその存在が認知されているとはいえ、ほとんどが関係の無い話ではないのでしょうか。

個人的に、自分の身体に他人の身体の一部が移植される、なんて想像もできません。

ましてや、脳みそを移植して、身体は全く別人なら尚更。

そもそも、脳みそと身体の機能ってもっと複雑に絡まっていると思うのですが、映画では問題なさそうでしたね。

そもそも、脳みそも老化するから永遠の命って難しいんではないのか。

そんなことを思わずにはいられない映画でした。

人種問題で荒れている国だからこそ、なせる技。あっぱれ。

この映画を鑑賞後、TEDで聞いた、ある話を思い出しました。

『わたしって同性愛者の友人と親友なの』

『わたしってゲイの友人がいてえ、、、、、』

そんなことを主張する人っていますよね。

そう、同性愛者は珍しい動物かのように、友達リストに入っている。

以前は人には自慢できなかった存在が、いつの間にか

『わたしって交友範囲が広いの』

という感覚で使われている。

一種のアクセサリーのよう。

『俺には黒人の友人がいるから黒人を理解しているんだぜ。』

『わたしはゲイの友達ととっても仲が良いの。だからゲイ大好き』

人間はそれぞれ違うので差別は仕方が無いと思います。

が、

そもそも完璧に理解をするなんて難しいと思うのですがどうでしょう。

身近な恋人のことも全てわからないのに。

『完璧に理解しているから。』

というよりも

『完璧に理解していないし偏見もあるけれど、理解しようと努めている。』

常にそんなスタンスを貫きたいかも。

↑ゲイテイストの強めなパロディ動画はこちらです。

(photo credit: IMDb)










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