タイ映画『Thailand Only』感想&ネタバレ 旅は一生の思い出。タイへ旅行に来た中国人を狙ってお金を撒き上げようとする詐欺集団。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。


タイ映画『Thailand Only』を鑑賞してまいりました。

てるみクラブさんに観てほしい

概要

観光客を狙った詐欺を行う3人組。ひょんなことから中国人観光客を相手にすることになった3人のドタバタコメディ。

タイ映画といえば、ホラー映画かコメディ映画。

個人的には恋愛映画も素晴らしいと思います。

コメディは当たり外れが大きいし、ホラー映画は似たような感じの演出。

本作もコメディ、ちょっとホラーでしたが、少し中途半端。

世界中に分布するうるさい中国人。

マナーの悪い中国人。

一方で、情にも熱い中国人。

そんなステレオタイプな中国人が映画の中では描かれていましたが、悪くは描かれていませんでした。

中国資本が入っているのでしょう。

詐欺師が主人公という自虐風コメディ。

てるみクラブの事件があったばかりなので、心の底から笑える映画では無かったのですが、

お決まりネタは何度見ても面白いですよね。

 

簡単なネタバレ

3人の詐欺集団。

外国人の観光客を狙い、ツアーと称したバス旅行を開いては詐欺を働いていた3人。

案の上、警察に通報され、その3人のうち、一人が逮捕・服役。

数年後、詐欺師は出所。

かつての詐欺仲間と合流した一行。

今度は真面目にツアーを行って、お金を稼ごう!

そう思うも、以前と法律が変わり、免許制になるなど、ツアー会社も厳しい制約が。

あるとき、男と出会う。

その男はツアー会社を営むボス。

ボス『お前たちをうちの会社のパートタイムとして雇ってやる。』

仕事をもらった3人は早速、中国からのお客さんのツアー案内のために空港へ。

文句ばかりの中国人の団体客に辟易する3人。

 

しかし、ボスからツアー費用が一行に振り込まれない、

しかも、ホテルも予約していないことがわかる。

お金が無い!!

何とか、バスを用意、安宿も用意。

中国人に文句を言われつつも、出来る限りオモテナシをする3人。

少しずつ、中国人客に感謝をされ、信頼関係を築いてきた。

むしろ、安っぽい旅だけれど、ユニークで素晴らしい。

そんなとき、あるニュースが。

『ボスが、観光客を狙った詐欺容疑で逮捕。そして3人も指名手配。』

慌てる3人。

そして、

『どうなっても俺たちはおしまい。だったら、この中国人客を騙して金品を奪おう。』

中国人たちの夕食の時間、

3人は、部屋に入って金品を強奪します。

しかし、3人は中国人客の持ち物を見て驚きます。みんなそれぞれ複雑な過去を持っており、タイ旅行を心の底から楽しみにしていたことが分かります。

・文句ばかりのうるさいおばさんは、夫を亡くしたばかりで、自身はガンと闘病中。

・孫を連れたおばあさん、実は孫の親が既に他界していたこと。

・寡黙なおじいさん、実は亡くなった妻の遺骨と共に夢だった旅を一緒にしていたこと。

・問題児の青年は、働いてばかりで一度も女性とお付き合いしたことが無い。

・細かい文句の多い男、実はゲイだったこと。

こんな事実を知り、金品強奪を躊躇する3人。

そこに、警官が。

逮捕される一行。

しかし、

実は中国人客の一人が、タイの観光庁のお偉いさんで、タイに視察に来ていた身分。

『彼らのツアーは最高だった。本当に楽しかったよ』

満足する旅を提供してくれた3人に対して、彼の鶴の一声で3人は釈放!!??

数年後、

3人は、中国人観光客相手にツアーガイドとして活躍中。

終わり。


感想

日本の旅行会社『てるみクラブ』の詐欺事件が記憶に新しいのですが、

タイでも、日本旅行の詐欺事件が起こり大変な騒ぎになっていました。

酷すぎて話になりません。

かつてのお金持ちのカモネギさんこと日本様は不況の煽りを受けて経済状況も下降。

一方で、かつては若干、下にみていた中国が金融大国として日本を追い抜いてしまった印象のある2017年。(中国バブルがいつか弾けると思うけれど、、、)

そんな情報を、お金に敏感なタイ人が察知しないはずもありません。

かつては日本語で溢れていたバンコクの街中も、中国語の割合が増えているように思います。

そして、本作のように中国人アゲアゲの映画を作り、中国政府に媚びを売ることに成功したタイ。

今後も中国の影響は続きそうな予感です。

そういえば日本の銀座でも中国人観光客専用の施設が出来ていましたね。

劇中の印象的なセリフ。

『旅をするために必死の思いで、お金を貯めている人もいるんだよ』

そうなんですよね。

日本人はお金持ちが多い(時間は無いけれど)ので感覚が麻痺しているのですが、

旅をするって結構なハードルの高さなんです。

タイに来て強く思います。

『旅に行けるって当たり前のことではない。』

月収が10万円くらいのタイ人。(これでも良い方)

そんな収入で、思い立って旅行なんていけないですよね。

長い月日をかけてお金を貯めて旅行してるんです。

タイ人のリッチ化が進んでいるとはいえ、大人気の日本旅行なんて高嶺の華。

そんな彼らが旅先で羽目を外しちゃう気持ち、凄く分かるようになりました。

わたしもお金持ちになったら、たくさんの人を日本やタイに招待したいなって思います。


↑日本のおじ様、タイの女の子を日本へ招待してあげて!

世界中に分布している中国人観光客。
確かにウザいときもある。

でも、慣れてくると不思議と何とも思わないんです。

『ああ、こういう人種なんだ。こういう教育だから仕方ないよね』

彼らも悪気があってしているわけではないのは分かるし。

それに、タイに観光中の団体中国人のメンバーの中に、人の好さそうなニコニコしているお爺ちゃんがいるんです。

『初めてのタイなのかな?もしかしたら、海外も初めてなのかな?』

そう思うと愛おしいし、目いっぱい楽しんでねって思います。

 

さて、

世界中のどこに行っても、遭遇する事象。

それは

「あなたは中国人?韓国人?日本人?」

こんな質問を必ずと言ってよいほどされます。

そして韓国人に間違われると若干不愉快になるのはなぜでしょう。

我々日本人からしたら、大方の人々の国籍はある程度分かりますが、白人様やそのほかアジア諸国の方々には同じような顔に見えるのでしょうね。

そうは言っても、

日本人ブランドの凄まじさ。

日本人っていうだけで大幅加点です。というか他が減点なのかもしれませんが。


(Photo credit: weiyuehao.com)

最近はタイ人に間違われることも多くなってきました。

それはそれでめちゃくちゃ嬉しい。

タイの生活に馴染んできたってことですよね。


(Photo credit: Production company official site)