タイ映画『Me… Myself 』ネタバレ&内容 記憶喪失の男の世話をする主人公。二人は男女の仲になるも、男には驚くべき秘密が。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

タイ映画『Me… Myself 』を鑑賞。

タイならではの素晴らしい映画。
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簡単なあらすじ

主人公は車で男性を轢いてしまう。その影響で記憶喪失になり、記憶が戻るまで面倒を見る事に。しかし男には秘密が。

概要

タイの大スター、アナンダ様がこんな役どころを演じるなんて、、、という衝撃作。

 

それ以上に、今まで見たことの無い展開にびっくり。

記憶喪失物語は数あれど、『実は・・・』の衝撃度は今までで一番かもしれませぬ。

 

勧めてくれたタイの友人に感謝です!!

↑アナンダ様情報はこちら。

ネタバレ

主人公は車を運転しながら、彼氏と電話で話しています。

 

『君は凡人で才能のかけらも無いから僕と別れてくれ。』

 

突然、付き合っていた彼氏(上司)に別れを告げられます。

 

失意の中、運転する主人公ですが、誤って道の真ん中でフラフラしている男を轢いてしまいます。

名前は彼が唯一身につけていたネックレスに書かれた『Tan』という文字からタンとわかります。

 

お医者さんの診断は、

『彼に外傷は全く無い。でも記憶喪失しており思い出すまで時間がかかるかもしれない。』

 

自分に責任が無いと知った主人公は大喜び。

男タンを車に乗せて適当なバス停で下ろし、そのまま自宅へと帰っていきます。

 

甥っ子くん『ねえ、あのお兄さん(タン)、大丈夫なの?』

 

主人公『いいの。もう関係ない人だから。』

 

主人公は亡き姉の子供(甥っ子くん)を代わりに育てていますが、勝手が分からず、親らしい事がどんな事なのか分からずにいます。

 

 

翌日、

同じ道を通ると、タンが未だにバスを待っているのを発見。

 

主人公『あなた一体何をしているの?』

 

タン『うーん、どこに行けばいいのか分からなくて』

 

主人公はタンを自宅へと連れていき、記憶が戻るまで空いている部屋で面倒を見ることに。

 

主人公『絶対にわたしの部屋のものに触らないでね。』

 

タン『僕は一体何をすれば良いのかな。』

 

主人公『記憶が戻るまで家でじっとしていて。』

 

主人公はタンに警戒心を持っています。

 

 

翌朝、

主人公が目を覚ますと、可愛いキティちゃんのエプロンを着て朝食を用意してくれているタン。

そして主人公が仕事へ、甥っ子くんが学校へ行っている間、汚部屋をキレイに掃除。

 

主人公が仕事から帰ってくると、部屋がピカピカに。

 

日が経つにつれ、主人公も少しずつ心を開いていきます。

そして甥っ子くんにとっても父親のような存在となり家族のような関係に。

 

タンも少しずつ記憶を取り戻して行きますが、意味不明な記憶です。

 

タン『踊っているきれいな女性を思い出すんだ。でも、それが誰なのか分からない。』

 

主人公『きっと彼女よ。』

 

同時に、

主人公は別れた彼氏の事を忘れるために、タンに恋の相談相手になってもらう日々。

タンは主人公を慰めるために、主人公にお化粧をしてあげます。

 

タンは喧嘩に弱かったり、電球を変えられなかったり、お化粧に詳しかったり、、、

そんなタンが好きな主人公。

そしてタンのおかげで、仕事でも大活躍するようになり、クズ元彼氏に復縁を迫られますが、断る主人公。

 

そして、

二人は夕日の見える屋上でロマンティックな雰囲気。

そのままキス、二人は夜を共にします。


画像出典:movie.mthai.com

翌朝、

仲良く朝食を作る主人公とタンで二人。

 

甥っ子くん『昨晩は地震があったよ。部屋がガタガタ揺れていたから。』

 

二人は笑っています。

主人公とタンはお互いに恋人のような関係になります。

 

タン『記憶は戻らなくれも良い。今は君といられるのが幸せだから。』

 

一方で、

タンの記憶に出てくる美しいダンサーのような女性も徐々に鮮明になってきます。


画像出典:movie.mthai.com

ある時、

タンは記憶にある住所へ行きます。

そこはとある家族の家。

家主の男が血相を変えて家から出てきます。

 

『来ないでくれって行ったじゃないか。僕には妻も子供もいる。君との関係を知られたくないんだ。』

 

タンはどういう意味なのか分かりませんでしたが、突如、記憶が完全に戻ります。

 

 

時を同じくして、

警察に呼ばれる主人公。

 

警察『タンの携帯電話が見つかった。彼は君に轢かれる前に強盗に遭って身ぐるみをはがされていたんだ。携帯に登録されていたプーケットに住むタンの知り合いに連絡をいれたから、もうそろそろ来ると思う。』

 

主人公はタンの知り合いを待っています。

 

すると、ぞろぞろと団体がやってきます。

 

団体『タン!!!どこ???』

 

主人公はびっくり。なんとその団体は女装&ニューハーフ集団!!!!!!!!!!!!!!

 

タンはな、なんと女装ダンサーで、しかもトップスターだったのです。

記憶で蘇ってきた美しいダンサーは自分自身で、化粧に詳しいのも毎日自分でメイクをしているからです。

そして、記憶にあった住所に住む男と付き合っていた事も思い出します。

 

 

家に戻るタン。

 

主人公『あなたはダンサーだったのよ。』

 

タン『そうだったみたいだね。』

 

タンは赤ちゃんの頃から、ニューハーフのショーパブで育てられたので、そのままダンサーとなり、そして自分がゲイだと思っていました。

そして、彼氏に会いにプーケットからバンコクへやって来たのですが、その途中で強盗に遭ってしまったのです。

 

そんな会話をしている最中、主人公のクズ元彼氏が盗み聞きをしています。

 

クズ元彼氏『そんなオカマ野郎と付き合うなんて恥だぞ。俺と付き合おう。』

 

主人公『二人とも出ていって。』

 

タンは仲間と共にプーケットへ帰っていきます。

 

主人公の会社でも、おかまと付き合っているという噂が広まっており、腫れ物扱いの主人公。

 

主人公『わたし、どうすれば良いのかしら。』

 

レズビアンの上司『ゲイとして産まれた事は本当に大変よ。ずっと一人で孤独で・・だから私は働きまくる事で気をまぎらわしているのよ。』

 

家に帰る主人公。

そこには化粧をした甥っ子くんが。

 

甥っ子くん『タンはどこ?タンは化粧をしているから気持ち悪いの?だったら僕も化粧をする。だからタンを連れ戻して!!』

 

主人公もタンの事が気になっていますが、どうしようもありません。


出典画像:Wise Kwai’s Thai Film Journal

 

主人公はタンが書き残したノートを見ます。

 

『ノートを盗み見することは悪いことだよ!でも主人公ちゃんだけは見て良いよ。』

 

そう1ページ目に書いてあり、更にページを捲ると、そこには主人公への愛が詰まった言葉がたくさん書かれていました。

 

主人公はプーケットのショーパブへ。

そこには美しく舞い踊る女装したタンの姿。

 

 

ショーの後、二人きり

 

主人公『あなたのショー、とっても良かったわ』

 

タン『ありがとう』

 

主人公『・・・・・・・・まだ私の事、愛している?』

 

タン『僕といると君に迷惑がかかる。』

 

主人公『愛しているの??』

 

タン『もちろんだよ』

 

二人は雨が降る中、抱き合います。


画像出典:movie.mthai.com


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感想

記憶喪失になれば、ゲイである事も忘れてしまうのか。

『バイセクシュアル』だったと片付ければそれで終わりですが、小さい頃からドラッグクイーンに囲まれて育った主人公は、『男が男を愛する』世界が当たり前で、何の疑いもなく男性を愛していたように思えるのです。

もしくは、ドラッグクイーンの中にも性転換をしたりと、いわば『基準』が定まらないような特殊な世界で育ったため、男女の枠を超えて、好きな人に性別は関係が無い、という境地に達していたのかもしれません。

 

この映画で驚いたのは、タイのトップスターがこの役を演じた事。

タイの芸能界も性的マイノリティーの方々が力を持っているのは周知の事実。

そんな彼ら性的マイノリティーの想いが込められた映画。

タイのトップスターがこの役を演じる事はとっても素晴らしい事だと思うし、ますますアナンダのファンになりました。

最高の映画でした。