映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

タイ映画『Brother of the Year(原題:น้อง.พี่.ที่รัก)』を鑑賞して参りました。
兄弟がいる人なら共感できるストーリー、、、でもなかった。
簡単なあらすじ
愛する妹の恋愛を邪魔するニート兄。
概要
個人的に大好きなタイの映画製作会社GDHからの待望の最新作。
タイのトップ俳優サニー・トップ女優ヤーヤーを主演に、更に韓国の人気グルーム”2PM”のニックンも登場。
妹の恋愛を応援できないダメダメ主人公が繰り広げるコメディ。
製作会社GDHの映画は『Bad genius』『new year’s gift』『one day』『The Promise』とホームランを連発中の乗りに乗っている会社です。全ての映画がお薦めです!!
出演者
サニー(主人公)

タイのトップスターの一人。
バンコクの街を歩いていれば、必ずどこかで彼を見かけるくらいの知名度と人気。
本作も、彼ありきの脚本であり、彼が主演を務めてくれなかったら、映画プロジェクト自体も実現しなかったというほど、サニー様ありきの企画。
イケメンなのに3枚目という。
ヤーヤー(妹)

おそらくタイで人気ナンバー1女優。
圧倒的な美貌と演技力を武器に老若男女から愛される。
ナデとのビジネスカップルも既に数年目に突入し、クリーンなイメージも死守。
実は映画初出演・初主演という意外なキャリア。
2017年のパリコレでは、なんと日本の至宝、中田英寿姐さんと2ショットを披露。
ニックン(モチさん)

韓国の超人気グループメンバー、ニックン。
ニックンはタイの国籍も持っておりタイ語もペラペラ。
そのためタイでも人気だそう。
ニックンの存在は本映画で初めて知りましたが、とてもカワイイので人気なのも納得。
日本人設定なのと野球のピッチングフォームだけが気になったけれど・・・
顔が小さいこと小さいこと。。。
片言の日本語は最高にチャーミング!
ネタバレ
主人公は、日本人のビジネスパートナーと一緒にバーで飲み、踊り、そのついでに、いつものようにバーでナンパ。
美人な女性を家に連れ込む事に成功した主人公。
二人は主人公の家でイチャイチャ。
一方で、
妹は4年間の留学から、タイへ帰ってきました。
家に到着すると、そこにはダメ兄貴(主人公)と見知らぬ女。
妹『誰よ、その女。家には連れ込まない約束でしょ』
主人公『彼女はビジネスパートナーだよ』
嘘は勿論バレて、家から追い出される主人公。
翌朝、
妹は、4年間空けていた家を掃除しはじめます。
あまりの家の汚さっぷりに激怒する妹。
妹『あなたは人間として終わってる。』

主人公は過去を回想し始めます。
小さい頃から、妹は成績優秀で何でもこなす美人で秀才な完璧人間。
一方で、主人公は顔はイケメンだけれど、成績も悪い、妹とは対極の存在。
挙句の果てに、主人公は妹から変なあだ名で呼ばれています。
主人公の事を妹も母親のように叱るため、主人公は、家には二人母親がいると疎ましく思っています。
一方で、いつもは頼りない兄なのに、妹に彼氏が出来た時に限って、しゃしゃり出てきて恋の邪魔を繰り返していたので、妹からも疎まれていました。

回想が終わり、
いつものように朝食を食べようと起きた主人公。
そこには、スーツ姿の妹が。
妹『これから就職面接よ』
妹は日本企業の面接を受けます。
妹『ワタシハニホンガダイスキデス。カイシャニコウケンデキルトオモイマス』
そんな片言日本語で面接に望む妹。
面接官の一人の若きイケメンホープ、モチさんは、美しい妹に一目惚れ。
すぐに採用となります。(!?)
しかも、モチさんにの第一秘書として。
モチさんも『彼氏がいるのか』など、初対面では考えられないセクハラ発言。

時が経ち、
モチさん『歓迎会で野球をするんだ。妹さんも一緒にやろう』
モチさんが投げるボールをホームランで打ち返す妹。
モチさんはもう妹にぞっこん。
モチさんはプロポーズ。
『僕と結婚してほしい』
妹『ごめんなさい』
モチさんに好意はあるものの、中々踏み出せない妹。
↑ニックンの脚が長すぎたのと、小顔過ぎた。
場面は変わり、
モチさんの会社で売り出そうとしている商品(洗剤)のマーケティング会議中、主人公がやってきます。
というのも、マーケティングに使用する広告のデザインを作っていたのが主人公だったからです。
『デザインがちょっと微妙だと思うんだけど。』
自分のデザインを非難された主人公は怒り気味。
主人公はトイレで仲間と話します。
主人公『日本人になんかデザインの良さが分かるわけない。もし採用されないのなら、他のライバル会社に売ってしまおうぜ』
そんな裏切り発言を聞いてしまったモチさんの上司。
モチさんの上司は、主人公をチームから外すようにモチさんに指示。
モチさん『悪いけれど、チームから抜けてほしい。』
主人公『妹の事好きなんだよね・・・・僕にそんな態度取ってもよいの?』
妹を餌にまんまと買収されたモチさん。
しかし、買収されたモチさんに少し失望した上司に、『タイのぬるま湯に浸かってお前は実力を発揮できていない』と言われ、日本へ帰任が決定。
モチさんは妹を野球場へ誘い、プロポーズ。
モチさん『僕は日本へ帰ることになった。一緒に来てほしい。結婚して下さい』
グローブに指輪が入っており、グローブをはめると指輪が指にはまる、というロマンチック(?)なプロポーズに感激した妹。
妹『ありがとう。でもやっぱり指輪は受け取れない。ごめんなさい』
そこからモチさんとの距離が遠くなる妹。
場面は変わり、
妹はレーシック手術を受けることに。
術後は目が見えないので、主人公に迎えを頼むも現れない主人公。
そして、迎えに来たのはモチさん。
モチさんの優しさに感動した妹はプロポーズを承諾する事に。
二人キス!!
場面は変わり、
突然、荷物を整理しはじめた妹を問いただす主人公。
主人公『何かあったのか?』
妹『モチさんと結婚することになった。この家を出ていくわ』
主人公『そんなの許さない!俺はお前の父親代わりなんだから、俺が許さない相手はダメだ』
妹『こういうときだけ父親ずらしないで。わたしがどうしてモチさんとの結婚に踏み切れなかったか分かる?あなたを一人残したら心配だったからよ』
主人公『ほっとけ』
二人の父親は他界しているようです。
そんな険悪ムードの中、
妹とモチさんはラヴラヴモード。
モチさんのお母さんを紹介される妹。
一方で、
主人公は就業中の飲酒がばれたりで、どん底。
運良く見つかった仕事に一安心。
しかし、その仕事は、主人公を心配した妹が裏で斡旋してくれた仕事だと気づいた主人公は激怒。
妹とモチさんの結婚式の当日。
それまで喧嘩をしていて一言も主人公と口を聞いていない妹ですが、結婚式に来てほしいと思っています。
結婚式で祝福されるモチさんと妹、しかし、主人公は現れません。
主人公は、一人、池で酒を飲みながら釣りをしています。
主人公も本当は結婚式へ行って祝いたいけれど素直になれない性分。
結婚式のスピーチ。
妹『普通は家族が祝ってくれるはずなのに、兄は来てくれない。』
結婚式が終わり、
妹は主人公とは会わずに日本へ嫁ぎに行きます。
二人の仲は決裂。
数年後、
主人公と妹は全く連絡を取っていません。
主人公は家の中で、自分の顎の傷を触ります。
すると蘇る妹との記憶。
妹に会いに行く決心をした主人公。
日本で再会する二人。
妹にはモチさんとの間に子供が。
二人は昔のように仲良くキャッチボールをします。
感想
冷蔵庫に妹と一緒に写っている写真を貼ったり、、
本当に大切な妹。
一方で、妹にとっても主人公は大切な存在。
それでも二人の関係は、歳を取ったり環境が変わったら変わるもの。
いつまでも自分だけの妹ではない、その事を受け入れるまでの主人公の118分でした。