タイには怖い話がたくさんあります。
数あるタイ映画の中でも、一番多いジャンルはホラー映画で、1年中夏のタイでは結構な頻度で公開されています。
日本のホラー映画「リング」、「呪怨」などは世界中で人気ですよね。日本人と同様、タイ人は怖い話が好きなのです。

わたしは怖い話が苦手なので、出来る限り避けているのですが、先日、タイの友人から恐ろしい話を聞くことになりました。
タイの怖い話
1.集団ヒステリー
2013年、タイでとても奇妙で恐ろしい話があったそうです。
22人の少年少女が集団ヒステリーになり病院へ運ばれる。
要約すると以下の通りです。
- プーケットの北に位置するカオラック島にキャンプに来た13歳から15歳の21人の少女と1人の少年が病院へ運ばれた。
- 22人全員が緊急的に手当てを受けましたが、彼らは涙を流したり叫んだりして様子がおかしかった。
- キャンプ中の朝8時に国家を皆で歌い始めたところ、少年少女の様子がおかしくなったそうです。
また、被害者の少女は、
・頭上に長いスカートを履いた女性を見た
・他の生徒の方におばあさんが座っていた
と主張する学生もいました。
その後、お坊さんにお祓いをしてもらったそうです。集団でドラッグでも使用していたのでは?
日本のテレビ「アンビリバボー」でも取り上げられそうな話です。

↑タイはB級ホラー映画大国です。
2.いるはずの無い客
またこんな話も教えてくれました。
タクシードライバーが空港へ行きたいという4人に旅行者を乗せました。
運転中、4人の旅行者の話し声や笑い声が車内に響いていたそうです。
空港へ到着し、運転手が後ろを振り向くと誰もいなかったそうです。
タイのプーケット近くのリゾート地では2004年の津波で230,000人もの犠牲者を出しました。
実は、上に書いたタクシー運転手の体験は、津波の起こった2週間後に起こったことだったので、津波で亡くなった幽霊ではないかと信じられるようになりました。
その後、何百人のお坊さんが津波で亡くなった方を供養されたそうです。
↑タイの津波。世界中の著名人が犠牲になりました。
3.娘を愛する母
医者として働くタイ人の友人からも怖い話を聞きました。
夜勤の際に、途中休憩で仮眠を取っていた際に、突然扉を強くたたく音で目が覚めたそうです。そして、
「先生、急患です。すぐに来てください。」
看護師の声を聴き、友人はすぐに診察室に向かったそうです。しかし、何も起こっておらず、看護師もそんなこと言っていない、とのことでした。
その数分後、一本の電話と共に、交通事故で瀕死状態の母親とその娘が緊急で運ばれてきたそうです。
娘の何とか助かりましたが、残念ながら母親の命は救えなかったそうです。
友人は、母親が最期の力を絞って決死で頼みに来たんだと思う、と話していました。
タイでお化けに襲われないために。
タイで幽霊騒動に巻き込まれないために、タイ人が気を付けていることがあります。
それは、
「車や部屋など、誰かを中へ招くときには必ず名前を呼ぶ。」
だそうです。
「ヘイ、佐藤君、入って入って!!」、みたいな感じです。
もしも、
「ヘイ、入って入って」
というと自分が呼ばれたと勘違いした幽霊が入ってきてしまう
とのことです。
タイのオモシロ怖いCM
タイではホラーっぽいコメディコマーシャルがたくさんあります。
最後まで観ないと何のCMか分かりません。
(Photo credit: IMDb)