ゲイ短編・アメリカ映画『DADDYHUNT(2017)』愛は、歳の差を乗り越えられるのか。








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

簡単なあらすじ

同じアパートに住む年上のオジサンに恋をした青年。二人の間には『歳の差』という大きな壁が存在していた。

概要

ゲイアプリ『DADDYHUNT』を中心に、『PrEP』の使用や正しい知識の普及を目的として制作された短編映画。

アメリカでは広く一般的に普及している『PrEP』ですが、タイでも知名度は上昇しています。

『PrEP』とは簡単にいうと、HIVウイルスに感染しにくくなる予防薬です。

HIV感染率の増減がある昨今、『PrEP』の存在は今後ますます増していくのだと思います。

タイのお医者さんの友人曰く、『PrEP』は身体に負担がかかることもあるので、バンコクではもう少し様子を見たほうがよいとのこと。

さて、本作、

『PrEP』に関しての映画というよりも、単に若い青年が年上のダンディに恋をするというもの。

 

『こんなカッコいいダンディなら歳なんて関係ないでしょ』というくらいの男前ダンディ。誰でも恋に落ちるわ!!

よくありがちな、不美人設定なのに佐々木希サマが主演とか、モテナイ設定の主人公を有村架純サマが演じるとか、もはや説得力の無い初期

設定。それでもいつの間にか、自分のルックスレベルを忘れて、こんな素敵なダンディと恋に落ちている自分を想像できてしまうほどのロマンティック映画でした。

 

『ニューヨーク』

『ゲイ』

 

この2点でなぜだろう、何か勝ち組なオーラを感じる。

そこに加えて

 

『マッチョな身体』

『高所得』

『イケてて優しくて知的で理解力のある友人』

 

というリア充要素が詰まった映画は、もはやロードオブザリング並のファンタジー映画の域に突入していたと思う。

とりあえず、夢を見させてくれてありがとう:)

出演者

年下青年ベン

↑クリス・プラット様に少し似ている。

 

ダンディ

↑これは誘ってる!

 

ネタバレ

1、Help

青年ベンがアパートに帰宅すると、同じアパートの住人にホットなダンディも住んでいることを知ります。ダンディは廊下で部屋のカギをなおしています。

 

青年ベン『やあ、僕は最近このアパートに越してきたんだ。もしかして配管工ですか?僕の部屋、水漏れが酷くて。もしよければ今晩でもみにきてくれませんか。』

 

ダンディ『。。。。。。。分かったよ。後で行くよ。』

 

青年ベンはもちろんですが、ダンディも嬉しそうです。

青年ベンの部屋に修理にやってきたダンディ。

 

青年ベン『ありがとう。いくら払えばいい?』

 

ダンディ『いいんだ、何かあったらオレを呼んでくれよ。同じアパートなんだから』

 

そう言って部屋を後にするダンディ。笑顔の青年ベン。するとノックが。

 

『ダンディかな?』

 

待っていたのは配管工のお兄さん。

 

『君の部屋の水漏れ修理に来たよ。』

 

ダンディは配管工では無かったことが分かります。それじゃあ誰?

 

2、Who are you

青年ベンは赤ワインを土産にダンディの部屋を訪れます。

 

青年ベン『へい、あなたが配管工ではないとどうして先に言ってくれなかったんですか:))』

 

ダンディ『君が助けがすぐに助けが必要そうにみえたからだよ:))』

 

青年ベン『とにかくありがとう。お礼の赤ワインです。』

 

ダンディ『今晩、二人で飲まないかい?君のWelcomingパーティーついでにさ。』

3、First date

うきうきの青年ベン。

部屋で着る洋服を選んだり、少しでも筋肉をパンプアップさせようと腕立て伏せをしています。

お気に入りの洋服を来てダンディの部屋へ向かう青年ベン。

出迎えてくれたのは、見知らぬ男。

 

見知らぬ男『君が新しい隣人か。入ってくれよ。』

 

青年ベンは驚きです。

 

『もしかして彼氏かな??』

 

そう思ったベンはショックのあまり、ワインパーティーをドタキャン、部屋に戻ってしまいます。

 

青年ベンが帰ったあと、シャワーを浴び終わったダンディ。ダンディは青年ベンのドタキャンに少し戸惑いを見せています。

 

4、Lessons

青年ベン『ダンディには彼氏がいるみたいだよ。僕はなんて愚かなんだろう』

 

青年ベンは友人とそんな話をしています。

するとエレベーターから出てきたダンディと鉢合わせ。

 

ダンディ『やあ、ワインパーティーをしないかい。まだ空けていないんだよ。それと元カレが何か誤解を招くようなことをしていたらごめん。』

 

5、real me

青年ベンはダンディにメールします。

 

青年ベン『やあ、いつか一緒に屋上でワインを飲まないかい?』

 

ダンディは青年ベンの部屋へ。

 

ダンディ『待ちきれなくなって来ちゃった。』

 

6、Helpless

ニューヨークの夜景をバックに赤ワインを飲む二人。

 

ダンディ『君は最高の隣人だよ。正直、今晩は不安だったんだ。君は僕に興味が無いって思っていたから。』

 

二人はキスをします。

 

ダンディ『もうすぐ雨が降りそうだから中へ行こう。』

 

青年ベン『僕の部屋はどう?』

 

ダンディ『明日は早いから、また今度にしよう』

 

7、tough love

『キスをしただけでそれ以上していない???????』

 

ベンの友人に責められる青年ベン。

 

青年ベン『でも、とってもロマンティックだったよ』

 

多分、君に興味ないんじゃないか。

 

不安になった青年ベンはダンディにメールを送ります。

 

『今晩、飲みに行きませんか?』

 

8、showtime

緊張を紛らわすかのように飲みまくる青年ベン。

二人はバーで楽しく過ごします。

 

青年ベン『僕の部屋でもっと楽しいことしない?』

 

9、beer bad

ムラムラMaxな青年ベンはダンディの服を剥ぎ取ります。

 

ダンディ『避妊具は持っている?』

青年ベン『いけねえ、切らしちゃった。大丈夫、PrEPを服用しているから。』

 

ダンディ『いや、それなら今度にしよう。いくらクスリ(PeEP)を飲んでいても避妊具無しのそれはしたくないんだ。』

 

それでも襲い続ける青年ベンに対してダンディは少しキレます。そして部屋へ帰ってしまいます。

 

10、Surprise

ダンディの部屋に元カレが。

 

元カレ『彼はとっても魅力的だよ。でも自分の歳のことを考えないとだめだよ。どういう未来を想像してる?若い時期なら後先考えずに交際してもよいと思うけれど、俺たちくらいの歳になったらそうはいかない。自分が傷ついて、相手も傷つけてしまうよ。』

 

11、Something Blue

青年ベン『ダンディに嫌われたあああ。誰とでも寝る男って思っているに違いないよ。』

 

友人『人によっては自分を瘦せっぽちって言う人もいれば男っぽいっていう人もいる。大事なのはあなた自身を愛してくれるかどうかじゃやないの?もしダンディはあなたの魅力に気づいていないのなら、相応しくないってことだよ。』

 

ダンディからメールが。

 

『話したいことがある。』

 

12、Lovers walk

以前、二人でロマンティックな夜を過ごした屋上で二人は会います。

 

青年ベン『この前のことはごめん。酔っぱらっていたんだ。』

 

ダンディ『いいや、気にしていない。でも。。。この関係を終わりにしたいんだ。君はオレよりもずっと若いし、、、オレ達は全然違う。うまくいくとは思えないんだ。君を傷つけてしまうかもしれない。ぞんなリスクを取りたくないんだ。ごめん』

 

青年ベン『分かるよ。人を傷つけてしまうリスクがあることは。それにそのリスクは僕のリスクでもあるんだよ。もしあなたが僕に興味がなくて、どこかへいったら超傷つくよ。』

 

ダンディ『君を傷つけるのよりも、自分が傷つくのが怖いんだ。こんなドキドキするのは久しぶりなんだ。だからこそ怖いんだ。』

 

青年ベン『もう一回やり直そうよ』

二人は再び結ばれます。

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感想

歳の差カップル。

ゲイの間では広く一般的に見られる交際パターンです。

特にバンコクでは、おじいちゃんと20代前半の若者という訳アリなカップルも頻繁に目にします。

 

年上の人は、落ち着いていて、色気があって、ダンディで、仕事もできて、色々な経験をしていて、、、、魅力的。

 

そう思っていざ、年上の男性と交際したことも数知れず。

尊敬するダンディもいれば、中身がどこかでストップしてしまったような化石ダンディも。

外面は大人っぽく振舞っていても、内面の成熟度は年齢に関わらず人それぞれなのだと学びました。

 

もちろん、博識で経験豊富なダンディは魅力以外の何物でもありませんが、ひとえに『ダンディは素晴らしい』という神話ももはや崩れ去っている今日昨今。

でも、そうはいってもやっぱりダンディは素敵。

素敵なダンディと出会いたい!