つい先日、バンコクのバムルンラード病院にて急性盲腸炎で手術・入院したので、その記録について簡単にまとめてみました。

Contents
まとめ
・ありきたりな盲腸炎も、いざなってみると結構辛い。
⇒友人が盲腸炎で入院しても、『まあ盲腸か』程度の認識だったけれど、あの激痛はやばい。痛みに強い方の自分でももがき苦しむレベル。明らかに我慢できない腹痛はすぐに病院へ。
・病院は一流ホテルのように超快適。
⇒さすが私立病院だけあってか、超綺麗。もちろん我が家の何倍も綺麗。
レストランやカフェの併設はもちろん、銀行や洋服屋さんもありました。
⇒バムルンラード病院は最新設備だそうで若干お高いそうです。
タイ人はほとんど来ません。高すぎますから。
タイ人の友人曰く、バムルンラード病院の医者は外国で学んだエリート中のエリートだそうです。
ほとんどの人が英語を流暢に話しますので外国人にも超安心ですね。
⇒患者の多くはアラブ系か日本人。病院内にはアラブ系がうじゃうじゃです。そのため通訳もうじゃうじゃいます。日本人に生まれて本当にラッキーです。
⇒日本人の友人に尋ねると、すこぶる評判がよろしい!!個室の場合は訪問時間が24時間OK♡

↑無料のドリンク類も!
・保険会社さまには本当に心の底から感謝。
⇒手術・入院費用を全額負担してくださいました。電話対応の女性も本当に親身で助かりました。
⇒本当に感謝。ありがとうございます。命の恩人の一人!
⇒キャッシュレスなので一円も支払っていません
経過日記
1日目
PM7:00(1日目)
夜、奮発して友人とアソークのシェラトン・グランデホテルにてビュッフェディナー。
ひたすら食べる。この頃から少し痛み始めるも『食べ過ぎたかな』程度で気にせず。
PM9:00(1日目)
レストランを後にしてタクシーに乗車、痛みが増し、普通に歩けなくなる。
家に帰宅後、猛烈な痛みから立っていられなくなり、ベッドで横になるも、どの体制でも痛みが治まらない。
『お昼に食べたトンカツにあたったかな。美味しくなかったし。』
と、食中毒だと思い、無理やり、ひたすら吐く。
それでもよくならない。次第に熱っぽくなり、『このままだと死んでしまう』と思う。
AM00:00(1日目)
さすがに痛みが治まらないので、病院に行くことに。
病院はあまり好きではないので、躊躇していたけれど、今思えば早く行けばよかった。
友達、そして保険会社様に連絡。
自分『これからバムルンラード病院に行っても良いですか?』
保険会社様の超迅速な対応で、すぐに病院と連絡を取ってくれたので、友人の付き添いでタクシーでGO。
AM00:30(1日目)
病院に到着。顔は青白かったらしい。
気持ちが安心したのか、病院に到着した途端、少し腹痛が治まる。
すぐに緊急処置を開始。
美人女医と美人看護師(新人っぽい)、ゲイ看護師(スカート)の3人に囲まれる。
『もしかしたら盲腸かも。精密検査(CTスキャン)したほうが良いわ。』
そのまま精密検査へ。
AM1:30くらい(1日目)
映画のようにストレッチャーで運ばれて、ちょっとテンション上昇。
CTスキャン
病院着に着替えて、水(?)を大量に摂取、その後、アナルから水分を注入。
尿意を我慢して、20分間CTスキャンの箱の中へ。
頭の中は尿意のみ。トイレに駆け込み、二つの穴からすべてを排出。生まれてきて良かったと思う。
AM4:00(一日目)
すべての検査が終わり、病院の最上階である12階へ運ばれる。
クスリが効いているのか、痛みもほとんど無い。
『一時間後に検査結果が分かるから』
自分『一時間後?寝ててもいいですか?』
全然寝てない。
AM5:00(1日目)
看護師さんがやってくる。
『盲腸炎でした。8時から手術します。食べたり飲んだりしないでくださいね。』
突然の手術宣言にかなり驚く。
『保険は大丈夫でしょうか。』
まさか、こんな大事になるとは思わず保険の事ばかり気になる自分。バムルンラード病院って高くて有名だし。。。
AM6:00(1日目)
イケメンお医者さんがやってくる。
『調子はどう?8時から手術します。手術同意のサインをお願いします:)』
契約書を読むと、費用はな、なんと〇00,000バーツ!!(こういうのって公表して良いのですかね)
高あああああああああ。
一流病院だからしょうがない。それでも、高い。
自分『ディスカウントはありますか?』
お医者様、苦笑い。保険会社を信じてサイン。
『保険会社様、いつか返します。』
そう心に誓う。
とりあえず、バンコクや日本の友人にメール。もちろん心配かけたくないので親には内緒で。
自分『何かあったら親によろしく。頑張ってきます。』
AM7:00(1日目)
手術室手前のようなところで待機。
仕切られていたけれど、たくさんの手術待ち患者さんがいたよう。
目の前には、小学生くらいの少女。若いのに一体、何があったのか気になる。目が合い、笑顔。
AM8:00(1日目)
イケメンお医者さんがやってきて、手術室へ。
全身麻酔のため、酸素マスク装着。
自分『ありがとう、やっと寝られる。おやすみなさい、また会いましょう。』
と言って眠りにつく。
人生を変えるような夢を見るわけでもなく熟睡。
AM11:30(1日目)
目が覚める。
無事に手術が成功したことを知る。
お医者様と看護師様には感謝!
しかし、激痛。
『PAIN!!!』
そう訴える自分。
鎮痛剤を打ってくれたが痛い。しょうがないらしい。
身体を動かすと痛い。
術後はとにかく痛い!
PM1:00(1日目)
12階の部屋へと運ばれる。
色々な薬を点滴される。
『今日は飲み食いできないわ。点滴だけよ。明日からは食べられるから!』
食欲はもちろんなし。
30分おきくらいに美人看護師さんが観に来てくれた。
寝返りさえうつこともできないので、おしっこは尿瓶へ。
寝たり起きたり。
備え付けのテレビで映画を観る。ホラー映画『light out』
一日に何回も掃除のおば様がやってきては床を拭いてくれた。
その他、ホテルのように歯ブラシやボディクリーム、水などが随時補給される。
2日目
イケメンお医者様が問診。切り取った盲腸の写真を見せてくれる。
『こんなにでかいのはあまりないです。よく我慢しましたね。』
でかい明太子みたい。
そういえば、以前にもバンコクで2度、腹痛で死にそうになったのは、おそらく盲腸炎だったのだと知る。
・20歩くらいあるけるようになるが、立ち上がるのがつらい。笑うとお腹の傷が痛む。
・看護師さんが身体を拭いてくれたり、歯磨きをしてくれたりと至れり尽くせり。
・お腹を見ると、林のようだった下の毛が砂漠のように美しく剃られていた。
・ごはん開始。味が薄すぎてビビる。ふりかけがほしい。ごはんは1日3食+アフタヌーンティー。
・5つの国(日本・タイ・アラブ・中華・ベジタリアン?)から2種類ずつ、計10種類のメニューから好きなものを選ぶスタイル!

3日目
・脳みそはすっかり元気に。お腹は痛むが、ほとんど自分でできるように。
・休憩を挟みながらなら歩けるようになり病院内を散策。フードコートやスタバなどカフェやマック、本屋さんもあった。
・アラブ系が多い印象。眉毛濃い。ムスリム女性の布をまとうような衣装率高い。
・ロイヤルファミリーの誰かが入院するようで、フロアの警察官の数が増える。
・おならが出て、看護師さんも祝福してくれた。
・味は若干濃いめになってきた。
・『明日、退院できる』とのこと。『もっと長く居たいです』と答えると盲腸は大体3日程度で退院だそうで、保険会社さまに説明できる明確な理由がないといけないそう。みんな超優しいのでお別れが寂しい!
4日目(退院日)
・ようやく、大便が。
・お腹は若干痛むけれど、歩ける!毎日少しずつ身体が回復しているのを感じる。身体の神秘!
・お腹の張りもだいぶ減ってきた。
会計を済ませ、といってもサインするだけ。その金額にびっくり。諭吉様が何十人も去っていくレベル。。。。もっと高くなるであろうと予測していたが、謎のディスカウントのおかげで想像以下。

ちなみにバンコクでの盲腸炎での手術・入院相場は諭吉様20人くらいだそう。
おそらく保険カバーなので少し上乗せしている、そんな噂も流れそうな高級病院。
傷もほとんど目立たず、ビキニも履けそう。
保険会社様、本当に感謝。キャッシュレスなので一円も支払っていません。
・翌週に経過観察のためにお医者様とのアポを取り、いざ退院。簡単に部屋を掃除。
『ありがとう』
『さみしい』
『もっと病院にいたい。手術は嫌だけれど』
『美人な看護師がいるものね』
そんなやり取り。
看護師様、お医者様に感謝を伝え退院。
『こういう場所で通訳出来たら良いなあ』
『来世があるのならば、お医者さんか看護師さんになってたくさんの命を救いたいなあ』
と思う。今からでも遅くないかな。
家に帰宅後、我慢していたお菓子を大量摂取し、眠る。
今に至る。
お医者様
看護師様
保険会社様
友人さま
彼氏さま(嘘です。募集中)、、、
すべての方に感謝。
人は支え合って生きているのだなと。
バンコクでの病気の際は、ぜひバムルンラード病院へ。
海外保険は入っておくべき!(それと自動車保険も!)
ざっとこんな感じです。
記憶を思い出したら追加していきます。
最後に、
タイのことがますます大好き!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。