映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

『最悪の選択』(原題:Calibre)
【評価】
星 7/10 ★★★★★★★
簡単なあらすじ
仲良し二人組は森へ狩猟に出かけるも、誤って子供を撃ってしまう。その事実を隠蔽する2人だが・・・
概要
・原題:Calibre
・製作国:イギリス
・製作年:2018
・日本公開日:ネットフリックスより公開
・監督:マット・パーマー
・主演:ジャック・ロウデン&マーティン・マッキャン
”Point of no return”
選択肢を間違えたせいで、それが最終的に最悪の選択を選ばざるを得なくなる。
誰も幸福にならないバッドエンド。
ネタバレ
舞台はスコットランド。
ビジネスマンのマーカスは高校時代からの親友ボーンと共に田舎の山に2泊3日で狩猟へ。
ボーンは愛する妻のお腹に子供が宿ったことを嬉しそうに話します。
宿へ到着する2人はそのままバーへ飲みに出掛けます。
そこでは地元の人たちで賑わっており、そこで2人は村で顔の利くローガンに出会い、村の財政状況が困窮していることを知ります。
ボーンとマーカスが談笑していると、そこに若いキレイな姉ちゃん2人が。
『一緒に飲んで良いかしら。』
マーカスはキレイな姉ちゃんと夜の闇に消え、ボーンは妻子持ちであることを伝え、もうひとりの姉ちゃんと健全に飲み明かします。

翌日
二日酔いのまま、マーカスとボーンは森へ狩猟へ出掛けます。
ボーン『やば、銃弾を忘れてしまった!』
マーカスはボーンに、マーカスの銃を渡します。
ボーンは鹿を発見。
鹿の頭を狙って引き金を引くと、鹿は逃げ、運悪く鹿の後ろに佇んでいた少年に命中。
ボーンが様子を見に行くと、少年は頭を撃たれ絶命。
すると、少年の父親がやってきます。
少年の父親は嘆き悲しみ、怒りのあまり、銃をボーンに向けます。
ボーン『誤解だ!誤解だ!』
すると、マーカスによって少年の父親は胸を撃たれ絶命。
ボーンは混乱します。

ボーン『すぐに警察に知らせよう!』
マーカス『いや、だめだ!お前は酔っ払っていて、しかも銃は俺の。これでは正当防衛ではなく殺人罪で逮捕されてしまう。』
マーカスとボーンは2人の遺体を木陰に隠し、アリバイ作りのために街へ行きます。
2人は心中穏やかではありませんが、特にボーンは動揺しています。
その晩、
2人は森へ戻り、穴を掘って遺体を埋めることに。
マーカスは少年の頭に残っている銃弾も取り出します。
マーカス『こんな広い森なんだ、バレルわけない!明日の朝、すぐにこの村を出よう』

翌朝
窓の外を見ると、マーカスの自動車の周囲に村人たちが。
すぐに駆けつけるとマーカスは殴られます。
『俺の娘を襲った挙げ句、コカインを渡すなんて、このクソ野郎!』
マーカスはバーで出会った姉ちゃんにコカインを渡していたことがバレ、袋叩きに遭います。
そして、マーカスの自動車のタイヤも腹いせにパンクさせられ、修理が終わるまで村から出られなくなりました。
2人は何とか村から出る手段を画策するもうまくいきません。
2人がバーで飲んでいると、村主ローガンがやってきます。
村主ローガン『森へキャンプに行った知り合いが行方不明なんだ』
マーカス『親子が無事だと良いね!』
村主ローガン『なぜ”親子”と分かった?』
マーカスの言葉で、不信感を抱く村主ローガン。
その晩、
マーカスとボーンは、行方不明の親子の捜索を手伝わされることに。
森の捜査を進めると、2人が掘った穴をが発見され、そこには遺体が。
マーカスとボーンは逃げ出しますが、ボーンだけ捕まってしまいます。

尋問を受けるボーンは事の次第をすべて話します。
怒り狂った村人によって射殺されそうになるボーンですが、村主ローガンによって一命をとりとめます。
『彼を殺ったら、警察がやってきて、この村を捜索し、殺人事件のことが明らかになり、村の評判が落ち、経済的に更に苦しくなる!』
すると、逃げていたマーカスも捕まります。
翌日、
ボーンは村人に連れられ倉庫へ。
そこにはマーカスが。
『生き残る方法は一つだけ。銃でマーカスを射殺しろ。そうしないと村人によってふたりとも射殺される。』
村主ローガンは、これから父親になるボーンに少し同情し、ボーンの命を助ける手段を考えていてくれました。
ボーンはためらい涙をながしながらも、愛する妻と子供を想い、マーカスを撃ちます。
時が経ち、
ボーンは真夜中、子供をあやしています。そしておどろおどろしい表情で一点を見つめるボーン。
(終わり)