映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

映画『ザ・ハッスル/ The Hustle, 2019』を鑑賞しました。
【評価】
星 5/10 ★★★★★
簡単なあらすじ
概要
・原題:The Hustle
・製作国:アメリカ
・製作年:2019
・日本公開日:不明
・監督: クリス・アディソン
・主演:アン・ハサウェイ&レベル・ウィルソン
1964年公開の“Bedtime story”、そして1988年公開の“Dirty Rotten Scoundres” という映画を男女を入れ替えた設定でアン・ハサウェイ&レベル・ウィルソン主演でリメイク。
ペテン師&詐欺師の主人公が、成金オタク系青年を騙してお金をふんだくろうとする物語。
全編を通してギャグの連発。ストーリーはほぼ無いようなモノなので、笑いのツボが合えば満足かも。
しかし、笑いのネタは『美人がこれをやったら面白い』『デブお決まりの笑い』という、強制的に笑いのポイントを指示されるアメリカのドラマの様。
『おデブは笑い者役』というハリウッドのステレオタイプをなぞる構成なので批判も多数。
個人的にはとても面白かったのだけれど、バンコクだと220バーツでしたが、この映画に1900円払えるかは謎。
でも、スクリーンで輝くアン・ハサウェイ様を拝めただけで大・大・大満足。
出演者
アン・ハサウェイ
スタイル抜群で一度見たら忘れられないゴージャス感に満ち満ちた個性的な顔立ちの大スター。色々なジャンルの映画に幅広く出演し、『レミゼラブル』のフォンテーヌが大絶賛の嵐。そのままアカデミー賞を受賞し、そのままハリウッドの愛されポジションに収まるかと思いきや、アンチによるネガティブキャンペーンが奏し、ハリウッド一の嫌われ者に。その後は持ち前の美貌と演技力を武器に逞しくサバイブし、見事大復活。
本作ではコメディ演技に振り切った詐欺師を演じたアン様。いつも思うけれどアイメークが濃すぎる。
レベル・ウィルソン
『ピッチパーフェクト』シリーズでアナ・ケンドリックと共にスター街道にのし上がったポッチャリ系女優。2019年に『ロマンティックじゃない?』で主演を張り、遂に彼女の時代が来るかも。
『おデブはコメディ』という概念をぶち壊して、シリアスな映画に出て欲しい。
↑意外と顔が似ている。
ネタバレ
ある男性はアプリで知り合った巨乳美人な女性とデートするのにルンルン気分。
しかし目の前に現れたのは画像とは全く異なるおデブな女ペニー。
ペニー『その画像の女性はわたしの妹なの。本当は来たかったんだけど、胸に自信が無くて、あなたを失望させるのが怖くて来られなかったの。胸の部分は修正よ』
ペニーは、妹の豊胸手術費用として男にお金をせがみます。
ペニーはペテン師で妹ネタで多くの男性からお金を集めていました。
場面は変わり、
ジョセフィーンはスタイル抜群な美女。とあるパーティーに出席し、仲間と組み、高級ブレスレットを盗みます。ジョセフィーンは腕のある詐欺師です。

フランスを走る列車の中、
ペニーは嘘をついて同情を誘い、知らない乗客から夕食をご馳走になります。
『これから妹の身代金を払いにフランスへ行くの。だから今お金が無くて・・・』
その姿を見ていたジョセフィーンはペニーと話します。
ペニー『男なんてチョロいわ。女はか弱くて手に負えないと思っているのだもの。』
二人は謎の握手。
ペニー『これからフランスのとある街の富豪を騙しに行くの』
ペニーが向かおうとしている場所はジョセフィーンのテリトリー。そのためペニーを騙して、ペニーを町に来ないようにします。ちなみにペニーはこの時点ではジェセフィーンが詐欺師とは知らず、高飛車なビッチとしか思っていません。

ジョセフィーンが街へ到着すると、そこには富豪を騙しているペニーが。
ジョセフィーン『あの富豪はロシアのマフィアで、バレたら大変な目に遭うから早くこの土地から逃げた方が良い』
ジョセフィーンはペニーに嘘をつき、街から追い出します。
しかし、ペニーは飛行機に乗っている最中に、ジョセフィーンに騙された男に出会い、ジョセフィーンが詐欺師である事を悟ります。
ペニーはジョセフィーンの元へ行きます。
ペニー『わたしをあなたのような洗練されたプロフェッショナルな詐欺師に育ててほしい!』
ペニーがはペテン師ですが、プロの詐欺師のジョセフィーンと比べると騙すお金の額が違います。
その後、渋々ペニーを受け入れたジョセフィーン。
二人は協力して、数々の男たちを騙しお金を巻き上げます。
しかし、ジョセフィーンは『研修中』という理由でペニーに分け前を渡しません。
ペニー『やってらんない!もう出て行くわ。』

その後、二人はお互いの仕事の邪魔ばかり。
『こうなったら、どちらが大物の男を騙せるか勝負しましょう』

目星となったのは、アプリで大儲けしたモテなさそうな青年トーマス。
ジョセフィーンは得意のお色気仕掛け、そしてペニーは盲目の女性を演じてトーマスを騙すことに。
ジョセフィーンは医者だと勘違いしているトーマスは、ペニーの目を治してもらえるようお願いします。
その後も、二人はトーマスを騙すべく悪戦苦闘しますが、トーマスの純朴さにペニーは罪悪感を感じ始めます。
ペニー『彼はとても良い人。だから騙すのは気がひけるわ。』
ペニーはトーマスに恋をしているようです。
一方で、ジョセフィーンは手を緩めず、トーマスを誘惑。一夜を共にします。

翌朝、
トーマスとジョセフィーンが夜を共にした事を知ったペニーは、荷物をまとめ帰る準備を。
するとトーマスがやってきます。
トーマス『君と会えたことがこの旅で一番の良かったことだよ。』
ペニーは自分が盲目ではないことを告白しますが、トーマスはペニーの治療がうまくいき、症状が良くなったと勘違いし、大喜び。
ペニーはプライベートジェットで帰るトーマスを見送ります。
トーマス『昨日、医者(ジョセフィーン)に治療代50万ドル支払っておいたから。』
ジョセフィーンがトーマスを騙して50万ドル盗んだと思い、ペニーは自分の50万ドルをトーマスに渡します。
トーマスは最初は拒否するも50万ドルを受け取ります。
トーマス『さようなら』
飛行機で去って行くトーマス。
するとジョセフィーンが走ってやってきます。
ジョセフィーン『あいつに50万ドル盗られたわ。』
トーマスは、ジョセフィーンと一夜を共にする変わりに、自身のアプリのプレゼンを行い、ジョセフィーンから投資として50万ドル受け取ったのですが、その後、ジョセフィーンがシャワーを浴びている最中にトンズラこいたとのこと。
トーマスは、ペニーから50万ドル、ジョセフィーンから50万ドルをゲットした詐欺師だったのです。
数日後、
ペニーとジョセフィーンの前にトーマスが現れます。
モテなさそうな青年から一転、チャラそうなセールスマンの姿をしているトーマス。
トーマスは業界では有名な通称『メデゥーサ』でした。
トーマス『3人で協力しようぜ。』
3人は一緒に詐欺を働くことに。
(終わり)