映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

ホラー映画『サイレンス(原題:Hush)』を鑑賞。
犯人の意図が不明。
簡単なあらすじ
難聴の主人公の家に快楽殺人鬼がやってくる。耳が聞こえない主人公は生き残れるのか
概要
「密室スリラー』✖️『主人公が難聴』という絶対に面白い企画が実現。
上映時間は90分弱ながら、中盤のグダグダっぷりでイライラだけが募るばかり。それでも満足度が高いのは主演女優の渾身の演技の賜物だと思う。
この手の映画で重要な事って観客が考える展開のその上をいく行動が必要だと思うのですが、そうならないで欲しい事が起こり、そうすれば良いのにということが起こらないという。
肝心なところで矢を落とした時や、途中で現れた男の末路を見た時は画面を殴ろうと思ったくらい。
でもそれって裏を返せば映画の世界に引き込まれている証拠だと思う。
1秒も目が離せない本作はかなりおススメです!
ネタバレ
主人公マディは小説家として活躍する女性。
13歳の頃に患った病気のせいで両耳が聞こえず、現在は人里離れた森にそびえ立つコテージで愛猫と共に静かな生活を送る日々。
ある日、友人がマディの家へやってきます。
『あなたの小説、先が読めなくて最高だったわ。』
二人は手話で会話します。マディは読心術を習得しているため、人の口の動きも読むことができます。
その晩、
『マディ、助けて!!』
マディの扉を必死に叩くマディの友人ですが、マディの耳には届くはずもなく、マディは気づくことができません。
マディの友人は覆面を被った殺人鬼に刺殺されてしまいます。
殺人鬼の次のターゲットはマディ。
殺人鬼は扉をノックしたりと、マディに存在をアピールするもマディは気づきません。
その時、殺人鬼はマディが難聴であることに気づき、殺人鬼は扉から室内へ入り、マディの携帯を奪います。

マディがいつものようにパソコンで作業をしていると、一通のメール。
そこには自分自身の姿が写った画像。
マディが外を確認すると、そこには殺人鬼がポツンと立っています。

侵入しようとする殺人鬼ですが、マディは全ての扉や窓の鍵を締めます。
外では殺人鬼がウロウロと中のマディの様子を伺っています。
殺人鬼は、マディの自動車のタイヤをパンクさせ、電気のブレーカーを落とし、Wi-fiも接続できず、犯人はクロスボウを所持しているため、外へ逃げられない状況に。
マディ「顔を見ていない。誰にも言わない。もうすぐ彼氏が来るわ」
マディは口紅を使い、殺人鬼に向けて窓にメッセージを書きます。
すると、殺人鬼がやってきて、マスクを自ら外します。
『これでお前は俺の顔を見たな。』
マディは本気でヤバイと思い、何とか逃げる算段を考え、実行するも失敗に終わります。

マディは屋根から森へ逃げる作戦を実行するも、殺人鬼のクロスボウで太ももを撃たれてしまい失敗に終わります。
屋根を登ってくる殺人鬼を追い払い、何とか殺人鬼のクロスボウをゲットしたマディですが、太ももからの出血はかなりひどい状態。

すると、先程殺されたマディの友人の旦那がやってきます。
殺人鬼は警察官を装い、友人の旦那に近づきます。
友人の旦那は、警察官ではない事を見抜くも、殺人鬼によって喉を裂かれ瀕死。
友人の旦那はマディの逃げる時間を確保するために少しでも時間を稼ぐために殺人鬼と攻防するも、死んでしまいます。
一方で、マディは森へ逃げようとするも、考えます。
マディ『この怪我で森を逃げることはできない。ずっと隠れていたら出血多量で死ぬ。それならば、、、、こっちから殺るしかない!』
マディは戦う事を決意。

外にいる殺人鬼はマディの愛猫を仕留めようとします。
その隙を狙い、マディは外に出て、殺人鬼に向かってクロスボウの矢を放つも、肩にあたり致命傷にはなりません。
すぐに室内に入り扉を締めるも、運悪く手が扉にはさまり、追いついてきた殺人鬼によって左手の骨を砕かれます。(踏まれる。)
鍵を締めるマディ。何か踏ん切りのついたマディは自分の血でこう書きます。
『やるならさっさとやりな、この臆病者!』
激高した殺人鬼はドアを蹴り破り、中に入ってきます。
マディは家族への遺書と殺人鬼の特徴をパソコンに打ち込み、浴室へ逃げ込みます。
『ママ、パパ、愛してる。わたしはクソ野郎と闘いながら死んだわ!』
ナイフを構えるマディ。出血多量で意識が朦朧としています。
殺人鬼は天井の壁から降りてきて、マディの後ろにいます。
しかし、マディは殺人鬼の息を感じ取り、間一髪でナイフで犯人を刺します。
マディは足をひきずり、そのままキッチンへ。
殺人鬼は意識もうろう状態のマディを見つけ、勝利宣言。
すると、マディは殺虫剤を殺人鬼にふりかけます。そして防犯ベルを鳴らし応戦。
しかし、殺人鬼はマディの首を締め、マディはもう死にそう。
最後の力を振り絞り、ワインのコルク抜きを拾い、殺人鬼の首にぶっ刺します。
マディの勝利。
救急車の光を見て安堵の表情のマディ
↑『さっさと家に入れば、というか何しにきたの?』と視聴者のほぼ全員が感じた映画。