映画『エンドレス・エクソシズム(原題:The Possession of Hannah Grace)』の感想・評価、作品の概要やキャスト等を紹介している他、映画の結末やあらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。
迷惑な遺体。
【評価】
星 6/10 ★★★★★★
簡単なあらすじ
悪魔に憑りつかれた少女ハンナの遺体が深夜の死体安置所で暴れます。
概要
・原題:The Possession of Hannah Grace
・製作国:2018
・製作年:アメリカ
・日本公開日:未公開
・監督:ディーデリク・ヴァン・ローイェン
・主演:シェイ・ミッチェル
死体安置所を舞台にトラウマを抱えた主人公を襲う悪魔に憑りつかれた女性の物語。
主演を張るのはティーンドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のエミリー役で有名なスタイル抜群の美女シェイ・ミッチェル。
批評家様からの評価はネガティブ派多数。
考えられる主な理由は、
・物語を平たく伸ばしただけで核となる物語は薄い。
・悪魔に憑りつかれたハンナのありえない能力。
・『音』だけで怖がらせるチープな演出
・特筆する事のない使い古された物語
そうはいうものの、映画館の中が死体安置所と一体化する感覚を覚えるほど映画の雰囲気はとても良かったです。
個人的に思うのは、幽霊とか悪魔に憑りつかれると、どうしてパワーアップするのか。
例えば、通常はベンチプレス100キロが限界なのに、悪魔に憑りつかれてパワーアップしたら300キロのパワーをゲットし、人々を襲うような感じ。個人の能力の限界を超えるのは納得が行かない。100キロのパワーの人が憑りつかれて100キロのパワーを出すのなら納得は行くけど。
ネタバレ
ハンナさんのお祓い
ベッドで拘束されているハンナさん。ハンナさんは悪魔に憑りつかれています。
ハンナさんの傍には父親、そして悪魔祓いにやってきた神父様二人。
神父様二人はお祓いの呪文や聖水を振りかけるも、ハンナさんの強大なパワーで殺害されます。
ハンナさんの父『許してくれ、娘よ。』
ハンナさんの父は、悪魔に憑りつかれた愛する娘ハンナさんを窒息死させます。

3か月後
主人公は知人の紹介から病院の死体安置所で働くことに。
『この仕事は皆すぐに辞めてしまう。夜勤シフトというのもあるけれど、孤独で、それに死体の匂いとか心霊現象とか色々あってね?君は大丈夫かい?』
主人公『前職は警察官だから、死体には慣れてる。それに幽霊は信じていないわ。孤独になれる仕事が良いの。』
主人公の業務は、運ばれてきた死体の指紋を取り、写真を撮り、保管室に運ぶこと。
主人公は安置所の仕事を淡々とこなしていきます。
ある時、廊下に男性の亡霊が。
主人公は警官時代、自分のミスで同僚男性を殉職させてしまい、そのトラウマでドラッグや酒に溺れていましたが、カウンセリング治療を通して回復に向かっていました。
また、その事件の影響か、現役の警察官の彼氏とも別れてしまっています。
↑安置所の夜勤の通称は『墓場シフト』だそう。
ハンナさん、やって来る
ある時、謎の男がやってきます。
謎の男『中に入れてくれ。カードキーを忘れてしまったんだ』
主人公は怪しすぎる謎の男を館内に入れることなく、警備員に報告。
数時間後、
新しい死体が運ばれてきます。
ハンナという少女で遺体は酷く損傷しています。
ハンナの遺体は、切られたり燃やされたり。
主人公はいつものようにハンナの遺体の指紋を取り、写真を撮り、保管室に運ぼうとするも上手くいきません。
そして、ハンナの遺体が動く。。。気のせいか。。。
主人公はアンナの素性を調べると、目は茶色のはずなのに、アンナの遺体は青色であることが分かり、元カレの警察官にアンナに関して詳しく調べてもらうことに。
その晩、
ハンナの遺体が院内に侵入した謎の男によって持ち出されたことを知る主人公。
謎の男を追いかけると、ハンナの遺体を燃やそうとする謎の男。
警備員によって連れていかれる謎の男。
謎の男『ハンナの遺体を壊さないといけない!ハンナは未だ生きている!』

ハンナさん、始動
元カレの情報によると、ハンナさんは3か月前に死んでいたことが明らかに。
ハンナをググると、ハンナさんが悪魔祓い中に死んでしまったニュースを発見。
主人公が元カレと会っている間、主人公の代わりに見張りを行っていた警備員。
遺体の管理室から物音がしたので様子を見に行くと、謎のスーパーパワーで抹殺されます。
主人公は再びアンナの死体を確認すると、アンナの傷が癒えており、また、ビデオカメラには病院内を高速で移動する何かに気付く主人公ですが、友人のナースに相談するも信じてくれません。

続いて、主人公の友人のナースが煙草休憩をしていると物音が。
様子を見に行くと、警備員の無残な死体、そしてハンナさん。
屋上へ逃げるも、謎のスーパーパワーで抹殺されます。
主人公は再びハンナさんの遺体を確認すると、ハンナさんの身体の傷がますます回復しています。
続いて、死体を運んでくる男性ランディ。
駐車場で人の気配をして様子を見に行くと、ハンナさんの謎のスーパーパワーで抹殺されます。
主人公は駐車場へ行くと、無残な姿の男性ランディ。
そして、警察署から逃げ出した謎の男が現れ、院内へ連れていかれます。
『ハンナさんの遺体を早く燃やせ!ハンナさんは人を殺すたびに自分の傷を回復することが出来るんだ!』
謎の男はハンナさんの父。
二人はハンナさんを焼却炉へと運びますが、突然動き出したハンナさんは、ハンナさんの父を焼却炉に突き飛ばし、そのまま殺害。
その後、主人公を襲うハンナさん。
助けに現れた元カレの拳銃でハンナさんを撃ちまくる主人公。
そして、弱ったハンナさんを無事焼却炉へ運び燃やします。
数日後
平和が訪れたかと思いきや、主人公は悪魔に・・・(なにそれ・・・・)
(終わり)