【ネタバレ&内容】ホラー映画『ジェラルドのゲーム (原題:Gerald’s Game)』手錠プレイ中に旦那が心臓発作。身動きの取れなくなった主人公の運命。スティーブン・キング原作の映画化








映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

ホラー映画『ジェラルドのゲーム』(原題:Gerald’s Game)』を鑑賞!

『うぎゃああああ』と言いたくなる描写!

【評価】
星 9/10 ★★★★★★★★★

簡単なあらすじ

手錠プレイ中に旦那が心臓麻痺。身動きの取れなくなった主人公の運命。

概要

スティーブン・キング原作の映画化。

本作の監督は『サイレンス/HUSH』のマイク・フラナガン(難聴の主人公の家に殺人鬼が現れる映画)。

手錠プレイ中に旦那が心臓発作でアボンし、絶体絶命の主人公。

スティーブン・キング原作なので、単なるサスペンスになるはずがなく、極限状況の中で自身を省みる、という素晴らしすぎる物語。

個人的にダントツで一番好きなスティーブン・キング原作の映画。

キング氏が考案するトラウマ克服セラピー・・・

ネタバレ

主人公ジェシーは旦那ジェラルドと共に人里離れた湖畔の別荘へとやってきます。

別荘の前には野犬がおり、ジェシーは高級神戸ビーフを野犬にプレゼント。

そこへ、ジェラルドがやって来て、二人で家の中へ入っていきます。

 

ジェシーは新調したセクシーな下着に着替え、ベッドで待機。

その間、旦那ジェラルドはバイアグラを服用し、ジェシーの元へとやって来ます。

しかし、バイアグラの効き目を増大するために、もう一錠飲みます!

 

バイアグラでブーストしたジェラルドは段々と野獣のようになります。

 

ジェラルド『手錠プレイをしようよ!』

 

ジェシーは渋々承諾。

両手をベッドに拘束されている妻というシチュエーションに興奮したジェラルドは隠された性癖や本性が顕となり、ジェシーを本気で犯しはじめます。

 

ジェシー『やめて!』

 

気味が悪くなったジェシーは、手錠プレイの中止を要望。

ジェラルド『手錠を外さなかったらどうなると思う?』

 

ジェラルドは手錠を外す気は無く、ジェシーに挑発的な態度です。

そして夫婦喧嘩が始まります!

 

ジェラルド『今まで僕と夜の時間を過ごそうとしなかったのは君の責任もある!』

 

ジェシー『だってあなた、インポテンツでしょ!』

 

しかし、怒りで血圧があがったのか、バイアグラを飲んでいた事もありジェラルドは心臓発作で死んでしまいます。

部屋にはジェラルドの死体と、両手を手錠で拘束された状態で一人、取り残されるジェシー。

どうにかして、手錠を外そうと頑張るも無理。

すると、野犬が部屋に侵入してきて、ジェラルドの遺体を食べ始めます。

 

ジェシー『旦那から離れなさい!このクソ犬が!』

 

しかし、野犬はムシャムシャとジェラルドの肉を食べています。

 

途方に暮れるジェシー。

すると、死んだはずの旦那が起き上がり、笑顔で話しかけてきます。。

 

ジェラルド『驚いた?』

 

ジェシーは部屋を見渡すと、確かに旦那の遺体が横たわっています。

こいつは誰?

↑前編

↓後編

突然、死んだはずのジェラルドが起き上がり驚くジェシー。

 

ジェシー『手錠を早く外して!』

 

実は、ジェシーは幻覚を見ていただけで、ジェラルドは本当に死んでいました。

幻覚のジェラルドは夫婦関係の事やジェシーへの不満をぶちまけてきます。

ジェシーは幻覚のジェラルドへの文句へ反論しながらも、手錠を外す努力をするもどうにもなりません。

 

ジェシーは脱水状態で意識が朦朧。

すると、自分自身の幻覚のジェシーが出てきます。

ジェシーは12歳の頃から精神病(夢遊病か何か)に悩まされていました。

幻覚のジェシーは、ジェシーをアドバイスをし、頭上に水の入ったコップがある事を指摘。

ジェシーは何とか水をゲットし難を逃れます。

夜中

眠りに落ちたジェシーが目を覚ますと、そこには顔が変形した背の高い不気味な男が立って、ジェシーを見ています。

背の高い男は自身のカバンを開けるとその中には骨やアクセサリーが入っています。

 

幻覚のジェラルド『彼は死神に違いない。君が死ぬのを待っているんだよ』

 

ジェシーは背の高い男(死神)も幻覚だと確信します。

体力を消耗するジェシー。

幻覚のジェラルドが囁きます。

『ネズミちゃん』

 

ジェシーは父との思い出を回想します。

父はジェシーの事を『ネズミちゃん』と呼んでいました。

ある時、日食を眺めに家族で湖畔の別荘へ遊びに行った時、12歳のジェシーと父は二人ベンチに座っています。

 

父『昔見たいに僕の膝の上へ乗ってくれないか。昔が懐かしいよ』

父が大好きだったジェシーは膝の上へ。

すると父はマスターベーションを始めます!!

 

父は誰にも言わないよう、ジェシーを説得。

12歳のジェシーは承諾しますが、それ以来、その事件がトラウマになります。

ジェラルドと結婚したのも、実は父と似ていたのも理由の一つです。

そんなトラウマを思い出したジェシー。

目が覚めると、ジェシーの手錠で繋がれた両手は血行不良で痛みが出てきました。

また、野犬もジェラルドの遺体を食べ終え、今度は新鮮なジェシーを狙ってきています。

 

危険な状況のジェシー。

ジェシーはかつて、ガラスで指を切った事を思い出します。

頭上のコップを割り、破片で皮膚を引き裂き、手の皮を剥ぎながらも、何とか手錠の穴を抜けます。(手は骨がむき出し)

もう片方の手錠も何とか外し、家を脱出しようとします。

 

ジェラルドは野犬に顔や身体を食べられ無残な状態。

 

家を出ようとすると、目の前には背の高い不気味な男(死神)。

ジェシーは死神に自身の結婚指輪を渡し、自動車で自ら助けを探しに行きます。

目の前には幻覚のジェラルドが別れの挨拶のように手を降っています。

 

走行中、

出血多量で意識が朦朧とする中、後部座席には背の高い男(死神)が。

そしてジェシーは木に激突。意識を失います。

運良く、近隣住民に助けてもらいます。

6ヶ月後、

ジェシーは腕の手術を受け、モノを書けるレベルまで回復しました。

ジェシーはジェラルドの保険金で、自身と同様に性的虐待で悩んでいる青少年のカウンセリングを行うようになります。

 

しかし、背の高い男(死神)の幻覚に未だ苦しむジェシー。

そして幻覚の死神のが持つカバンの中には手錠が入っています。

 

しかし、驚きの事実が明らかになります。

ジェシーは新聞記事を読み上げます。

『顔の変形した背の高い男は墓荒らしだったふぁ、次第に生きた男性を襲うようになり、男性の顔を食べていたシリアルキラー』

 

ジェシーの家に現れた顔の変形した背の高い男(死神)は、実は本物の人間でした。

ジェシーは女性だったので狙われませんでしたが、ジェラルドの顔を食べたのは野犬ではなく背の高い男でした。

ジェシーが悩まされていた背の高い男(死神)は確かに幻覚ですが、背の高い男(死神)は確かに実在していたのです。

 

背の高い男は裁判中、

ジェシーは裁判所を訪れ、背の高い男と対面します。

 

ジェシー『You’re so much smaller than I remember』
(意訳:明るいところで見るとお前、全然怖くないわ。あーあ、あんたみたいなデクノボウに悩まされていたなんてね!さっさと刑務所に行きな。)

 

ジェシーは過去とのトラウマ(死神や父とのトラウマ)を乗り越え、歩いていきます。

(終わり)


手錠はジェシーが押し殺していたトラウマを意味していました。幼い頃に父親から受けた性的虐待の秘密はジェシーの心に手錠のようにまとわりつき、それはジェシーの結婚生活も含め悪影響を与えていました。

全員が幻覚かと思いきや、一人だけ本物がいたというミスリードにも驚き。

スティーブン・キング流のトラウマ克服セラピー映画。ただし命の保証は無いけれど。

素晴らしい映画でした。

この映画を見れば手錠プレイの興味は消滅するはず。

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