映画をまだ観ていない方は、映画の結末まであらすじが掲載されているのでご注意ください。鑑賞後に読んでいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

タイ映画『プール(The pool)』を鑑賞して参りました。
考えられうる全ての災難が主人公を襲い、かつ、ありえない展開に観客(わたし)はストレスマックス。それでも主人公のハンサムっぷりで全てが許される仕様。
簡単なあらすじ
水深6メートルのプールから出られなくなった主人公と彼女。
二人は協力して脱出を試みるも、そこに動物園から脱走したワニがやってくる。
概要
タイの新鋭映画製作会社”T-Moment Film”の最新映画『プール』。
『人生でどん底に落ちたとき』
そんな時に這い上がるために頑張るか、それとも諦めてしまうか。
そしてどん底の時に一番大切なのは何なのか(愛)。
主人公は40歳を迎えるも、人生で大きな夢を成し遂げたこともなく、彼女にも妊娠した子供を中絶するようにお願いするような大人。
そんなメッセージ性を込めて作られた本作。
・プールにハシゴないの?
・彼女アホすぎない?
・ワニが脱出って。。。
・耐水性能の携帯電話を買えよ!
・間が悪すぎてイライラするんだけど
という、数え切れないほどのツッコミポイントも主人公の半裸姿で全て水に流せる。
出演者
Theeradej Wongpuapan(ニックネーム:ケン)

かつてはタイで最も人気のある俳優に選ばれるなど国民的に愛されている(いた)タイを代表するスター。
大ヒット映画『バンコクトラフィックラブストーリー』などに主演。
本作では常に半裸かタンプトップ姿なので、甘いマスクにマッチョな肢体を惜しみなく披露し釘付け状態。
若手俳優には無い色気が魅力。バンコクの街を歩いていても、いそうでいない男前タイプ。
↑大ヒット映画『バンコクトラフィックラブストーリー』から早10年。スターが映画界へカムバック。ネタバレ
主人公デイはアートディレクターとして活躍する40歳の男。
ハンサムで女性に不自由の無いタイプで、将来に対する展望や希望も無く、ただ毎日を楽しく過ごしているうちに40歳になった感じ。
彼女がいるものの、子供を持つなど真剣には考えておらず、もし子供が出来たら中絶してもらおうと考えているほど。
いつものように仕事を終え、深さ6メートルのプールでプカプカと浮かんでリラックス。
愛犬も鎖に繋がれて近くで休んでいます。
そのままウトウト眠ってしまいます。
翌朝、
主人公が気づくとプールの水が抜けており、プールから上がれない事が分かります。
色々と試してプールからの脱出を試みるもうまく行きません。
携帯も水没し、連絡手段も無くなってしまいます。

すると、主人公の彼女がやってきます。
浮き輪の上でぐっすり眠っている主人公を驚かせようと、彼女は飛び込み台からジャンプ!
ジャンプしかけた所で主人公が目を覚まし、『飛び降りるな!!!』の声に驚き、彼女は足を滑らせ、飛び込み台に頭をぶつけ、そのままプールに落下。(詳細は予告にて。)
彼女は意識がありませんが、応急処置を施します。

翌日、
プールから脱出しようともがいていると、動物園から逃げ出したワニがプールにやってきます。(プールの脇に置いてあったパイプでワニが足を滑らせて落ちてきた)
密室空間に凶暴なワニ、そして餌二人。
ワニはじっと動きませんが、時々、襲ってくるので主人公は彼女を守るために闘います。
↑ワニの尻尾を掴んでぶん投げるという・・・
目を覚ます彼女。
二人協力するも脱出できません。

そこで、プールの下水道から出口を探しにいくもワニが邪魔してきます。
何とか下水道へ行き、出口を見つけるも、そこにはカギがかかっています。
↑・・・
何日も飲まず食わずで衰弱しきっている主人公と彼女。
二人はワニの卵を盗み、ゆで卵にして食べます。
その後は、
・運良く人がやってきて偶然ハシゴをおろしていくも、そのハシゴも運悪く使用不可に。
・運良く鉄線が落ちてくるも、運悪く千切れてしまったり。
・挙句の果てに、主人公は足を捻挫してしまいます。

何日も脱出を試みるも何も出来ずじまい。
主人公が笛を吹くと、鎖に繋がれた犬が反応します。
犬は主人公を助けるためにプールに飛び込みますが、犬は鎖で首を締められ死んでしまいます。(首吊りのようで超可哀想なシーン)
主人公は犬の鎖を辿り、何とか脱出。
そのままワニを退治。(謎の戦闘シーン。)
彼女は下水道で隠れて待っていますが、雨で下水道が水没し、息が出来ません。
すぐに助けに行く主人公。
彼女は息耐えていました。
人工呼吸をし、復活。
彼女は妊娠しており、主人公は認知することに。
二人抱き合います。
終わり。

↑結局、人間二人のせいで、動物二匹(イヌとワニ)が死ぬという。。